Ultrasone Edition 9

 2008-11-24
ヘッドホンで色々試しているのも面倒になったので、やっちゃいました。
最高峰レベルに手を出してみた。
Ultrasone Edition 924万(実際は店頭で16万)
ultrasone_edition9.jpg


【音の感想】
音がちょっと硬めだけども、これは鳴らしているウチに解消していくらしい。
とりあえず今のところの感想としては
「ちょっと密度が高いが、それを除けばER-4Sに非常に近い鳴り方をする」感じ。

実はあまりにも違和感なく聴けてしまったので「これが20万?」と思ったのだが
よく考えると、これ凄いわ。
全てが非常に高レベルで纏まっていて、かつ自然になってる。
「ER-4Sの解像度」+「モニタスピーカの低域」+「HD595の音場(少し違うが)」という
最強コンボ
なわけですね。
ただし密閉型なので音が詰まったような感じになっており
それでHD595に負ける(後述)。

ジャンルの不得手は一切無い。
「得手」があるヘッドホンには一部負けるときがあるが、
「不得手がない」点が最強クラスに思える。

2008/12/23追記:
不得手がありました。e9は歯擦音が刺さるヘッドホンなので
ディエッサーを掛けていない録音の女性ボーカル曲や
一部ジャズが耳に痛くなる傾向がある。

20時間ほど鳴らしっぱなしにしたら大分緩和はしたが
基本的には高域が荒れ気味の機種なので注意かもしれず。




【他の機種との比較】
手持ちの機種で比較。
edition9を鳴らしていけば多分また変わると思うが・・・

SE530:解像度が低すぎる。話にならない
10pro:解像度が低すぎる。話にならない
X10 :伸びで劣る。音場狭め。但し、X10の方が音域バランスは自然。
ER-4S:同等の解像度。音場狭め。低域音量感で大きく負ける。中域はER-4Sの方が良く伸びる。
K240S:いろいろと勝負になってない。
CD900ST:音場が「つまらない」。900STはそういう機種だからいいのだけど。
HD595:音場と音の伸びで勝るために、気持ちよさではHD595が上。

手持ちの中でHD595だけが別枠というか、
あれは開放型独特の
「詰まった感が一切ない音の伸び」に加えて
「サラウンドのように広がる音場」があるので、
Edition9より「楽しい」感が上になる。
値段が10倍も違うのにねぇ・・・
ただしHD595は開放型だから、
音漏れがそれは盛大で実用性に少し難がある。
それを考えれば、密閉型ならEdition9が最高峰なのは間違いない。
しかし同時に20万の価値があるかと言われると少し悩むところだけれども・・・



【総合的に】
「ER-4Sレベルの音がする、普通のヘッドホン型が欲しい」という目的が
あまりにもそのまま達成されすぎてしまって、感動が薄い。

つまり殆ど完璧に、思った通りの音が鳴っているというか
予想外の新しい発見がない。
ER-4Sを効いたことがない人なら、多分驚愕すると思うが
それなら単価で10倍出す価値はどこ?という話が出る。


普通の人は買わない方がよさそう。
つか20万とかありえませんよね。そうですよね。
音漏れ気にする解像度嗜好ならER-4S、
音漏れ気にしない楽しさ最優先ならHD595で。
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SONY MDR-XB700

 2008-11-07
ちまたで噂のタイヤホン(SONY MDR-XB700)を買ってみた。

MDR-XB700
SONY
¥8,480-


【音質】
ウリは低音なので、確かにもうおかしいぐらい低音が出てくる。
思ったよりは低音が締まっているので
しかもキックの帯域ではなくてベースの帯域が特に強調されるので
意外とベースの採譜に便利じゃないかと思った(笑)

中域は引っ込むので、ボーカルは遠くなる。
遠くでコンサートやってる?とかそういう感じ。
高音もおとなしめ。
つまりドンシャリではない。ドン。ドンのみです旦那!


笑ったのが、殆どの曲で、テンポ遅くなったような錯覚に囚われたこと。
言い換えればノリが劇的に悪くなるように感じた。聴いているウチに耳が慣れたけれど。

そうなる理由は2つあって
ひとつは、ベース帯域だけが強調されるため。
上モノが16分音符でもベースは4分音譜、とか一般にベースの方が「ゆっくり」弾かれており
それが支配的になるため、曲全体がゆっくりしているように感じてしまう。

もう一つは、解像度が低くて弱音が聞こえなくなる(マスクされる)ため。
ハイハットやスネアの弱音が消えてしまうので
例えばハイハットで8ビートを刻んでいても、強弱が付いていると
結局弱音が落とされて、4ビートに聞こえてしまうと言う・・・・
ちなみに特定のジャンル以外は、普通強弱がつけてあるので
殆どどの曲でもビート感が欠落するのでした。


また弱音マスクのため
どの曲も「音数が少ない曲」に聞こえてくる。
多層的に音が積み重なっていても、
それがなんだか4ピースバンドみたいになる。



【得意分野】
上に書いたように、多くのジャンルでは結構悲しいのだけど
例外的に下記を満たせば
クラブのような低音とノリノリのビートが両立する。

「元々音数が少なめ」
「音の強弱が殆ど付いていない」
「ベースでリズム感を出している」
「キックがベースと同じ周波数に居座っている」


それはどういうジャンルかというと・・・
HipHop、Trance、Electronica、Minimal Technoなどクラブ系には最高でしたよと。
Eurobeatも悪くはないです。

しかし、一見似たようなジャンルのヘビメタなどはダメで、
これはヘビメタの一部(メロディック系統)は、実は「音の強弱」や「装飾音」がかなり多いため。
生演奏だから当たり前なのだけど。




実売9000円でこれなら、文句ないかな。
でも万能に曲を聴きたいというなら絶対買ってはならない。
ダンスミュージック専用機ですね。
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ER-4S 消耗品パーツ

 2008-09-21
去年の年末に買ったety88を修理に出した。
実は買って3ヶ月ぐらいで電池が死んでしまったのだけど、
あまり使わなくなっていたのでそのまま放置・・・・
そろそろ保証やばいと思ったので出したら、2年保証でまだ全然余裕でしたよと。

ついでにER-4Sの消耗品を買い足してみる。
20080921054_er4s_parts.jpg
相変わらずへたくそな写真で恐縮。カメラにしてるX02NKのせいではない・・と思う

本体は今、このぐらいの値段。
10年ぐらい売っているからか、安くなってきている。
私が買った3年前より1万円弱下落。
こう値段が下がるとコストパフォーマンス面でも最高に近いなぁ。
ER-4S
Etymotic Research
¥26,900-




で、消耗品は下記。

ER4-18(5pair)
Etymotic Research
¥1,590-
通常の3段フランジ。
以前は白いフランジで、すぐに黄ばむので
毎月交換が基本だったが・・・
今はグレーで変色しないため、半年以上持つ感じ。
白フランジは貴重なので3ペアだけ残してある。



ER4-14SM(5pair)
Etymotic Research
¥1,680-
単なる色違い・・・ではなくサイズが小さくなっているのがミソ
ER-4Sは耳の奥まで入れないとならないため、
耳の穴が小さい人(女性か?)は、これを買うべし。
私は、逆に小さすぎて駄目だったのでお蔵入り。



ER4-14F(5pair)
Etymotic Research
¥1,590-
ソフトフォームというかスポンジ型。これが最も耳に優しい。
音質が少し籠もるのと、劇的に耐久性が悪い(毎月交換レベル)。
というわけで使ってない。



ER4-50 Green Filter(3pair)
Etymotic Research
¥1,590-
米粒程度だが、なにげに重要パーツ
耳垢などが付着したら交換するのだけど、音質が劇的に変わる(というか戻る)。
人によるが3ヶ月~1年で交換。私は半年。



ER4-45 Filter Changing Tool (w/filter 2pair)
Etymotic Research
¥2,390-
フィルタ交換ツールつきのやつ。
交換ツールはER-4Sに付属してるので、普通は買わなくて良い。



他にも、ケーブルを高いモノに丸ごと入れ替えるものとかが他社から出ているが
あれは迷信の世界と思っているので手を出してない。



SHUREやUltimate Ears、またSONYやオーテクも含めて
フィルタまで消耗品が交換できるようになっている製品はあまり見かけない。
そういう意味でEtymotic Researchは良心的。
もちろんユニット本体の寿命が長いから意味があるのであって
1年ぐらいでユニット寿命になる1万以下のモデルだと、意味がない
(これが悪い訳ではなく、安いものはヘッドホン全体が消耗品と考えればOk)

ER-4Sは通勤(満員電車)で3年使ってるが、まだユニットもケーブルも平気。
やたら耐久性があるなぁ。多分壊れたらもう一度買う。
何度も買おうと思わせたのは、これとCD900STだけだった。
どっちも10年売り続けるだけのことはあるなぁ。
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SONY MDR-CD900ST

 2008-09-17
AKG K240 Studioが一種の賭けだったので、同時に安全牌も買ってきてある。
「ド」定番、SONY MDR-CD900ST。

MDR-CD900ST
SONY
¥16,065-


手持ちの(老朽化した)MDR-V6との比較。
写真だと見分けがつかない・・・・・・
20080917052.jpg

聞いてみて、
MDR-V6がやっぱり寿命を迎えていた事がハッキリした。
音が割れてない・埋もれてない。
モロに消耗品として、2年おきぐらいに買い直すべきだと知りました

【全体感】
不思議と、MDR-V6より側圧が低めで耳に痛くない。おかしいなぁ。
音はMDR-V6より若干フラットで、若干解像度も高い。経年劣化してるからかも。
とはいえ、機種間の違いは「双子の比較」みたいなもんなので、誤差といってもいい。

あとは、、もう言うまでもないのだけど
フラットで高解像度で超正確な音がすると。
痛い音はちゃんと痛く再生する。
相変わらず、どの曲を聴いてもそのままの音というか
音そのものを直接手掴みしている感覚。
「いつも通り」といって憚らないぐらいの安心感がある。

しかし K240 Studio を試した後だからか、
これでも十分音楽的に聞こえてしまうのが笑える。


【ジャンル別】
これも今更、というかCD900STが基準になっちゃってるんだよなぁ。
まぁ全部ダイレクトに「そのままで」聞こえるので、
得手も不得手もないわね。


【おまけ:SENNHEISER HD595との比較】
CD900STは、ものすごい「演奏の音をそのまま」聞いてる感じ。
なんというか・・シンセで弾いてるそのままの音がすると。

HD595は、気持ちよく聞こえる色づけがしてある。
音場も広がるし、優しい音になる。音域も、気持ちいい帯域を持ち上げてある。
よって殆どの音楽で「気持ちよさ」はCD900STよりずっと上を行く。
しかし・・・・逆に色づけが失敗するジャンルでは、よろしくないことになる。
HD595の場合は、殆ど失敗しないのが凄いのだけど。

少なくともHD595が「失敗」しているのは、一部ヘビメタぐらい。
世の95%以上の人は関係ない世界。




まぁそんな感じで。
「実際の演奏音」を知っている人は
たとえそれがDTMレベルでも、
MDR-CD900ST(か兄弟機)を一度は買っておくといい。
いいとか悪いとかではない純粋な「基準」になるので
そこを基点に色々な音が判断できると思う。
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AKG K240 Studio

 2008-09-17
すでに入手したSENNHEISER HD595は素晴らしいのだけど
やはりモニタには不向きなのと、特定のヘビメタが良くないので、モニターを買ってきた。
まずは、前から気になっていた AKG K240 Studio。

K240 Studio
AKG
¥18,800-


すでにディスコンのため殆ど手に入らない(上のリンクも在庫があるか不明)が
たまたまソフマップで展示品があったので、付属品全部なしで安くしてもらって購入。
若干ヘタっている可能性はあるが、音の傾向ぐらいは計れるはず・・・
で、実際音は全く割れてないので、寿命内のようでしたよ・・・と。

【全体傾向】
結構側圧が強い。長時間は耳に痛いかも。

モニター系らしい音。
音場は広がらない。密度が高い(開放感がない)。
低音は量が普通に出ているが、緩め。ボワボワともいうか。
中音域は埋もれている。特に聞き取りづらい。
高音域はそこそこ鮮明だが線が細い。

結構解像度が低く、聞き取れない音がある。
ただし周波数域のバランスは見通しがよい方で、
どの音域がメインで鳴っているのかは判断しやすい。

MDR-CD900STより更に音場が劇的に狭くて
頭の中心に全部の音が寄る。レンジ感も狭い(音に伸びがない)
でも・・・聴き疲れはしにくい。

カナルイヤホンで言えば・・・なんだろ。v-moda videか?
ぶっちゃけオススメしづらい機種だなこれ。

【ジャンル別】
ヘビメタは密度感と量感があるでまぁいい。
ハードロックは普通。つまらない音ではある。
ファンクもハードロックと同じ。
クラシックは低音がよく出て良いが、音が広がらないので壮大感が全くない(笑)
POPSもつまらない。

つまらなく感じるのは、
レンジ感と音場が狭いという問題が全てだなと思う。
AKGは、そういう音が特徴なのか?K324Pでも感じたことなんだけど。





1-2万円帯では、とても買えと言えない機種。
モニタならMDR-CD900ST / MDR-7506 / MDR-V6 3兄弟を買えば良いし、
気持ちよく聞きたいなら普通に国産を買った方が良い。

本当にヨーロッパのスタジオで標準機なんでしょうか?教えて偉い人。

2008/09/29追記:
モニタリング用ヘッドアンプでドライブしたら全然よくなっちゃいました。
解像度が上がって低音のボワつきが解消と。聞きやすさは変わらず。
そーか、そういうモデルなのね、これは!マジでスタジオ用なのか。
なんとも割り切った設計だなぁ。
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SENNHEISER HD595

 2008-09-14
手持ちのSONY MDR-V6 (MDR-CD900ST系統の製品)がヘタれてきて
中音域が耳に突き刺さるようになってきたので、
新しいヘッドホンを買ってみた。

どうも最近ヘッドホンの経済観念が破壊されているので
あっさりゼンハイザーに特攻。
ヨドバシだと3万もしたが、ポイントでゲットしてみた。

でも最上位のHD650はなんだか気に入らなかったので、HD595をゲット。
HD595
SENNHEISER
¥22,800-


【全体感】
まぁすごいわ。名門SENNHEISERだけある。
どんな曲でも気持ちよく聴こえるように”調整”されてる感じ。
オープン型だから音漏れも盛大なんてもんじゃないのだけど、
そのかわり密閉型によくある寸詰まり感も皆無。
音が伸びるわ伸びるわ
洋物メーカーによくある、音楽的な音がする。

解像度はちゃんと高くて、注意を向ければ聞き分けられない音はない
そのくせキレイに混ざって聞こえる。
いいわこれ・・・観賞用には最高。

ただし、もちろん結果として分析的ではないので、モニタリングには不向き。
「注意を向けなくても勝手に分離して聞こえる」
「痛い音はちゃんと痛く聞こえる」
という点においては、当たり前だけどMDR-V6やER-4Sの方がずっと向いてますねと。
(その代わりMDR-V6やMDR-CD900STは聴いていて気持ちよくないのだけど)

カナルイヤホンにたとえると ER-4Sが近いかもしれないが
しかしこの伸びはカナルにはないので、似ているというのは語弊がある感じ。
(その代わりカナルタイプは密度感が高いのだけれど)


【ジャンル別の得手不得手】
特定域の低音が弱いのか、
ある特定のジャンルは不得手。
ヘビメタのうち、やや本格的なモノは全て軽い音になる。
クラシックも迫力が欠ける。

しかし、ハードロックは凄い迫力があるし
ファンクやPOPSもとても気持ちいい低音が鳴る。

これがHD595だけの特性なのか、
ゼンハイザー全てそうなのかは不明。謎。

#ヘビメタ:Gamma Ray / Blind Guardian / Angra / Iron Maiden全部軽くなる
#ヘビメタ:HammerFall / DragonForce / Metallica は逆に低音がしっかり鳴る。
#ハードロック:Extreme / FireHouse / Blue Murder 全部最高。
#ファンク:David Sanborn / Candy Dulfer / James Brown 全部最高。
#POPS:ALFEE / Avril Ravigne その他全て最高。


【iPod / iPhoneとの相性】
ドライブ能力が足りなくなるらしく、
膜が張ったようなくぐもった音になる。
解像度も開放感も下がる。
普通の国産ヘッドホンみたいな感じになってしまい、
オススメ出来ない感じ。




とりあえずリスニングにはいまんとこ最高だけども
モニタリング用を別途買うしかないな・・・AKG K240 Studioあたりにするか。
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Ultimate Ears Triple.fi 10pro

 2008-07-12
今日、カメオ(e-frontierですね)からKlipschの国内流通が発表されたらしく
GoogleからKlipsch Image X10を検索してくる人が激増してた。
単体レビューとか比較レビューを書いていたので、検索上位になったっぽい。

しかし世の中的には今日はiPhone DAY。
仕事でiPhone買いに並べなかったので、
悔しくて10pro買ってしまった。
Triple.fi 10pro
Ultimate Ears
¥39,800-


気がついたら近年騒がれてる高級IEMまでもが殆どそろってしまった。
人間として駄目になってる気がする・・・
10pro_se530_x10_er4s
左上から
SHURE SE530 / UE Triple.fi 10pro
Ety ER-4S / Klipsch Image X10

X02NKで撮影、今回はまぁキレイに撮れたか?


というわけで他との比較。


【ケーブル・フィット感】
ケーブルの太さ・材質は ER-4S に近く、
10proの方がSE530よりずっと扱いやすい。
長さはKlipsch Image X10と同じぐらいだが、
10proは耳の後ろを回すので結果として短くなる。

フィット感は4機種中、10proがもっとも気難しい
ドライバ開口部が広いので、
他3機種のように奥まで入れるのではなく
耳穴の入り口でフィットさせる必要がある。
しかもフィット状況で劇的に音質が違うため、装着には手間がかかる。
Klipsch Image X10は片手一発。
SHURE SE530も片手+α。
ety ER-4Sはとにかく奥までねじ込めば良いので単純といえば単純。

ただし一度つけてしまえば、SE530よりはケーブルなどが邪魔にならないのだけど。
ぶっちゃけシングルドライバ2機種にはかなわんね。

それから10proの遮音性は、4機種中もっとも低い。電車の音聞こえまくり。

【音質】
E-MUのユニットに接続して聴いてみた。

マルチユニットのSE530と比較すると、
・10proの方が低域量感は少ないが、解像度は高い(若干、低域が聞き分け可能)
・10proは特定帯域の低音だけが強調される。POPS用に調製されている
・どっちも聴き疲れするが、10proのは微妙に伸びがないためと思われる
・SE530が疲れるのは単に低域が特盛りだから(笑)

シングルユニットのER-4S / Image X10 との比較は
・10proの方が解像度は大きく劣る(当たり前)
・10proの方が低域の量感は多い
・10proの方が大味(SE530よりはマシだが)

順位付けするならこうなる。

低域解像度:ER-4S > X10 >>>> 10pro >> SE530
高域解像度:ER-4S >> X10 >>>>> 10pro > SE530
低域量感 :SE530 > 10pro > X10 >> ER-4S
伸びやかさ:ER-4S >> X10 >>> SE530 >> 10pro
遮音性  :ER-4S >> X10 >>>> SE530 >> 10pro
装着感  :X10 > ER-4S >> SE530 >>> 10pro

【一言二言でまとめると】
・10pro  低域解像度は、マルチでは頑張ってる方。フィットが難しすぎる。
・SE530  低域キング。解像度低め。高級オーディオっぽさはこれが一番。
・X10   解像度と量感のバランスが究極。最も扱いやすいケーブルとフィット感。
・ER-4S  解像度キング+耐久力キング。超正確すぎて楽しさをスポイルする場合も。

個人的には、この中で1つだけ選べと言われるとER-4Sを選ぶのだけどね。
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AKG K310P / K314P

 2008-07-03
ついでにこれもレビュー。AKG K310Pですね。
なにげにAKGイヤホンタイプほぼ制覇。
K310P
AKG (2007/01)
¥2,240-

実物はプラモみたいな青ケーブルで思わず笑ってしまうのだけど
私服で使う分には悪くないかな。でも30代の人は自重しろ、程度には派手(笑)
ケーブルの質は同価格帯の PHILIPS SHE9500 よりずっとまとも、というか普通。

カナルタイプではないフツーのイヤホンタイプだから、盛大に音漏れしますが
音がむっちゃまともです。AKGイヤホンタイプ最廉価なのに一番いい音(笑)
若干ドンシャリ傾向だけどK324Pと違って音が全く破綻していないし、耳に痛くないし
音が伸びてるし、
聞いてて疲れないし。
まったくもう。

PHILIPS SHE9500 との比較だと、こっちの方がより開放的な音(そらそうだ、開放型だよ)で
フラット度こそ劣るものの、K310Pの方がメリハリがあるので、これはどっちもGood!といえる。



もいっちょ。色がまともな方(笑)、K314P
K314P
AKG (2007/01)
¥3,973-


作りはK310Pと全く同じ。盛大な音漏れも当然同じ。
でも、色がまともなので誰でもOKだ!

音質は、K310Pより密度感が高い代わりに寸詰まりになり、
結果として中域の伸びが無くなっている。
安物ミニコンポのイコライザで「Metal」とか選んだときの音になる感じかな。
上位のK324Pのような音割れこそしないけどね。
ぶっちゃけ下位機種に劣るぞと。



K310Pを普通の色で売ればいいんじゃないかと思ったよ・・・・
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SHURE SE530 vs Klipsch Image X10 vs Ety. ER-4S

 2008-07-03
我慢できなくて買ってしまった。 SHURE SE530
本当はUltimate Ears 10proにしようと思っていたのだが・・・
なんで品切れしとるかね>ヨドバシ
SE530
SHURE (2007/07)
¥53,974-



というわけで折角なので、IEM (In-Ear Monitor) 頂上決戦でも。
・SHURE SE530
・Klipsch Image X10
・Etymotic Research ER-4S
SE530_X10_ER4S.jpg合計13万円。駄目なオトナ・・・・!


因みに3つとも、1~2万級とは別次元の音がするので
「悪い」と書いても、下級クラスでは最高峰に該当する程度なので注意

あと今回はE-MU 0202USB および iPod Classic(160GB)で比較。

【0:ユニット構成】
3つともBA(バランスド・アーマチュア)。
SE530 は低音x2 / 高音x1 の3ユニット構成であり
Klipsch Image X10 / ER-4S はシングルユニット。

複数ユニットは、各音域の量を追求するのに優れるが
ユニット間の繋ぎが発生するため、確実に濁りが出てくると。
このため、視聴前から下記が予想できる。
・低域音量感はSE530が圧倒的なはず
・解像度は他の2つが圧倒的に優れるはず

また本体のサイズも、シングルの2種は世界最小を争う小ささで
逆にSE530は笑うほどでかい。


【1:ケーブル・端子】
SE530  :あまりに短すぎる。太い。端子がごつい。ケーブルが結構邪魔に感じる。
Klipsch :普通の国産程度の長さ。細め。端子が超絶に小さい。若干絡まる。
ER-4S  :かなり長い。太いがユニット付近が細いナイス構成。端子大きめ。

iPodと組むには、SE530はごつすぎる印象。
また、実はER-4Sのケーブルは巷で云われるより相当優秀で、ほぼ絡まない。
曲げても変な癖がつきにくく、表面素材も滑りやすいので服や肌にまとわりつかない。
あとかなり長いので、腰ポケットに入れて運用できます。

BEST:ER-4S


【2:フィット感】
SE530  :標準のウレタンタイプが優秀。ケーブルの処理にホント困る。3段フランジはER-4S同様。。
Klipsch :標準の2段フランジが優秀だが、SE530よりは慣れが必要。
ER-4S  :最も慣れが必要(耳の奥まで入れる違和感と恐怖が)。ただし慣れれば最高のフィット。

万人に受けるのはSE530。誰でもフィットする優秀さなのだが
結構押し込まないと低音がスカスカになる。
また、実はER-4Sが異次元レベルで耳から抜けにくい。
またケーブルの違いにより、ER-4Sが一番ケーブルを邪魔に感じない。

Klipschは、ER-4Sより一般向け。また一番スタイリッシュ(ケーブルしか見えなくなる)
更に云えば他の機種は装着に両手が必要なのだが
(SHUREはケーブルを耳の後ろに回す。ER-4Sは耳を広げる)
Klipschは片手で楽々装着できる。

BEST:Klipsch Image X10


【3:遮音性】
SE530  :実用上は十分。電車の音は演奏中聞こえなくなる
Klipsch :かなり良い。電車の音は演奏中以外でもあまり聞こえない。
ER-4S  :耳栓。外音がホントに殆ど聞こえなくなる。

ER-4S のメーカーは耳栓も作っているので、当たり前だがちょっと異次元。
危険なぐらいになにも聞こえないので、自転車に乗らない事。

BEST:ER-4S


【4:能率とS/N比】
SE530  :かなり高い。iPod電池はとても持ちそう。
Klipsch :標準的。
ER-4S  :かなり低い。iPodでは80%~Max音量必要になる。

で、S/N比は能率に逆比例する傾向があるので
ER-4S はiPodだろうがなんだろうが、問答無用で機器のノイズは完全に聞こえなくなる。
一番能率が高い SE530 も押さえられている方ではある。
またフラットさも逆比例しがち。 ER-4S が断トツでフラットなわけだ。

自宅では ER-4S がよい(電力使い放題)。外では電池のため、SE530。
Klipsch はどちらもいけるバランスかな?

BEST:Klipsch Image X10


【5:量感】
SE530  :圧倒的。とても豊かな低域。高域も伸びているが、低域が豊かすぎて霞むぐらい。
Klipsch :十分。SE530から切り替えて10秒以内に慣れる量感。伸びはSE530より遙かに上。
ER-4S  :弱め。ただしその代わり音の伸びは異次元レベル。

基本的には3ユニットのSE530がとんでもなく豊かに低域を出しているのだけど
その代わり解像度が犠牲になって、1音1音の低音が聞き分けられない。
Klipschはサイズから考えられないほど低域が出ているが
さすがのシングルユニット、解像度が犠牲になっていない。
ER-4Sは極端に解像度寄りで、確実にすべての音を聞き分けられるのだが、
低域がすごく締まっているため、音圧感は低くなってしまう。

BEST:Klipsch Image X10


【6:解像度】
SE530  :低い。低域が聞き分けられない。高域も低域に押され気味。中域は良い。
Klipsch :高い。かなりフラット。聞き分けられない音は殆どない。
ER-4S  :他と比較するのが失礼なぐらいに高い。勝手に各音が分離して聞こえる

なんというかSE530は大味。もちろん下級レベルよりは遙かに繊細なのだけど。
Klipschは、ここでも非常にバランスが良い。解像度は十分に高いが
正確すぎない程度には緩めてある(ので量感が出る)。
ER-4Sは「計測機器」かと思うぐらいにフラットかつ高解像度で
余計な鳴りは一切なし(だから低域が締まって、量感が減るのだけれど)。

BEST:ER-4S


【7:聴感】
SE530  :どんな曲でも豊かな低域と音圧になる。安物と違って破綻しないのがミソ
Klipsch :どんな曲でも高解像度かつ豊かな音域感が出る。
ER-4S  :どんな曲でも解析的になる(笑)

一番音楽的なのはKlipschだと思うのだが
SE530の豊かな低域が聴きたくなる時は確実にある。1kgのビフテキみたいなもんか。

ER-4Sはものすごく繊細な音が出る、というか超正確な音になる
自分で音楽を作る時の微妙なミキシングの違いを詰めるには ER-4S が必須だけど
しかし音楽的なのかと云われるとこれはまた微妙なところ。

BEST:Klipsch Image X10 or ER-4S


【8:総合】
SE530  :6万円
Klipsch :4万円(注:今日の時点では国内未発売)
ER-4S  :3万円

正直に言って SE530 は感動出来なかった。
6万円でこれかよ!という感じ。3.5万が妥当だ。

ER-4Sは一番古株で、感動も凄かった。
しかも異常に安いのだが、万人向けではなくエンジニア的。

というわけでベストは Klipsch Image X10
取り回しがしやすく、驚異的に小さく、解像度と量感がどちらも高次元で
誰にでも受け入れられると思う。

ただし今はまだ並行輸入(しかも個人では難しい)しかなく
交換用のイヤーチップは入手すら出来ない状況。
でも買っちゃったからしょーがない、国内流通開始を待ちますかっと!
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JBL Reference 220

 2008-07-02
もう一発借り物。 JBL Reference 220
Reference 220
JBL (2006/10)
¥9,471-


・ケーブルはやっぱ1mぐらい。
・ケーブル材質が布メッシュ。絡まらないべと付かない、すげー丈夫。最高。
・端子が非常に小型。これもポイント高い。
・結構かっちょいい。

・カナル型だけど、同メーカーの AKG K324Pよりイヤーピースのフィッティングがいまいち悪い。
・やっぱり大きめのを装着した方が、低音がスカスカにならない。
・背面が大きく開口しており遮音性が悪い。音量注意しないと周りの迷惑になると。


で音質・・・・・・同じハーマングループのAKG K324Pと比較してみる

・K324Pよりまとまりがずっと良い
・音の広がりも、同値段帯の中では良い方か。
・解像度は1万クラスとして平均的。K324Pよりはずっと良い
・少しドンシャリだが、あまり耳にいたくない。
・低音は最初スカスカに聞こえたが、数時間で可笑しいぐらい改善された。
・能率はK324Pより低いが、許容範囲内。

K324Pが「音が破綻してもドンシャリ」なのに対して
Reference 220は音の伸びやかさ、フラットさを重視している。
低音好きにはK324Pかもしれないが、総合力は遙かにJBLの方が上。
ホントに同じHarmanグループなのかと思ってしまった。
やれば出来るんじゃないか・・・・・

ただし、大音量で少し中音が割れる。
そして破綻の仕方が同じ方向なので、やっぱHarmanグループということかな。


バランスとしては Apple In-Ear Headphone に近いのだけど
それより少しだけ音がハッキリしている。同時に少しドンシャリになる。
耳にフィットさせるのが難しく、また遮音性も低い事を考慮すると
総合的には同レベルかな?

1万円握りしめた場合にどっち買うかといわれると、JBLだなこりゃ。


#もちろん、4万クラスのとは比較にならないという点では変わりませんが。
#作られた音という感触はやっぱJBLにもありました。
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AKG K324P

 2008-07-02
諸事情により借用したので感想。

K324P
AKG (2007/02)
¥9,800-




・ケーブルは1m。少し短いが許容範囲
・ケーブル材質は普通。絡まりすぎない程度。太さは国産程度(細すぎず太すぎず、無難)

・カナル型なので、ER-4Sなどの耳栓型と違い、初心者にも安心(耳に違和感少ない)
・その割に遮音性良好(背面に開口部がない)

・イヤーピース3種付属。
いつもより1サイズ大きいイヤーピースつけましょう
 じゃないと低音スカスカになります。


肝心の音質。
・ドンシャリ。でもAuio Technicaよりはまだ耳に痛くない。
・低音重視だが、V-MODAよりは上品。
・音の広がりが狭め。やや団子になっている。

・能率は中程度かな?iPodの電池は持つということ。
・大音量で軽く破綻します。まず中音域が割れ気味になる。

・実はJBLと同じ傾向(同じメーカーだしね)


アンダー1万として Apple In-Ear Headphoneや、AudioTechnicaとの比較をすると
能率   AudioTechnica = K324P > Apple
メリハリ AudioTechnica > K324P > Apple
耳に痛い AudioTechnica > K324P > Apple
まとまり Apple > K324P > AudioTechnica


以下、値段を無視しているので注意。

4万円クラスの Klipsch Image X10 と比較。
音の広がりは全くレベルが違うのだけど
それよりもK324Pの方が音域かなり狭いのに、各音域がちょっと破綻気味。
K324Pは低音・中音・高音すべて詰まった感じになってしまっている。
低音の量感はあるんだけど「作られた」感じで、伸びてはいない。
中域は割れ気味。
高域も、シンバルが耳に痛くてつらい。

ER-4Sとの比較では、低音の量感で勝る。あとはKlipschより更に比較にならない。
というか解像度はKlipschよりER-4Sの方が高次元なので、まぁ言うまでもないか。

(値段無視はここまで)



なお、音量を下げると破綻は少なくなる傾向があるので
大音量で聞かないのがコツか。
その範囲内で、「ややドンシャリが好き」で
かつAKGの心意気を買う人にはいいんだけど・・・・

・・・・国産品に毒されてるんじゃないか>AKG
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Philips SHE9500

 2008-06-16
そういえば先月もらい物のインイヤーヘッドホンがあったので
ついでに感想
SHE9500
PHILIPS
¥1,984-


色は黒と間違えるほどに暗いワインレッド。
別型番で白もあり (SHE9501)

作りは2000円なりの安っぽさだし
ケーブルは切れるかと思うほど細い上にすげー絡まるし、
今時50cmタイプの長さだわ(延長ケーブル付属)、
極めつけは左右異長ケーブル(首の後ろにかけるタイプ)。
まーなんて安物っぽいのかしら・・・と思うのだけど

音がね、音が良いのよこれ。2000円と思えない音がした
PanasonicやAudio-Technica、Pioneerなら
ケーブルだけ直して8000円~1万円ぐらいで売るんじゃないかと思える。

解像度が特に高いわけでもなく、低音もやや弱めなのだけど
Klipsch Image X10の時に感じたあの気持ちよさが、やっぱりこいつにもあるんだな。
こっちは開放型に近い音ではあるが、テイストがすごく似ている。
なんというか、凄く綺麗に混ざって聞こえる上にフラット感がある。
洋物オーディオメーカーはなんでこんなに音作りがうまいのだ・・・・・。


と思ってたら、web上でやけに評価が高かった。知る人ぞ知るモデルだったのか・・・
ケーブルの丈夫さを除けば、「消耗品としてのヘッドホン(※)」では最高かもしれん。
しかしホント中価格帯オーディオ機器は値段と音質が比例しないなぁ。

※3万以上のはさておき、数千円のは早くて半年・遅くて1年でユニットがヘタる。


参考:その他のヘッドホン感想
v-moda vide redroxx
Klipsch Image X10
Radius radHeadphones
Audio-Technica ATH-EC700
Etymotic Research ety8
Etymotic Research ER-4S
Panasonic RP-HNJ51-S
SONY MDR-CD380
SONY MDR-7506

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v-moda vibe redroxx

 2008-06-16
ヘッドホン2本目。ハリウッド出身らしいメーカーさん。

vibe redroxx
v-moda (FocalPoint)
¥11,558-


社長がまだ30歳ぐらいで、設立2006年ときましたよ(Wkipedia EN)。
そしてオフィシャルページ(本国)にいくとまぁなんてデザインコンシャス!(笑)
流れてる音楽からして、その音質がちょっと想像できるのだけども。

【見た目】
端子まで含めてすんごいかっこいい。サイバーパンク。20代向けだけど。
色はいくつもある。赤が3倍速いわけではない。

ちなみに色によってケーブルが全く違うので要注意。
レッドモデルは、ビニールコーティングされたケーブルになっているが
これがまた見事に絡まりまくるのだった。
黒メッシュケーブルのモデルはずっと使い勝手はよい
(が地味。このモデル的に地味!)・・・・・・のでお好みで。
長さはどれも1.5mぐらいの様子だけど。

【装着感】
これまたKlipsch Image X10と同じく、デフォルトのイヤーチップが小さいちゅうの!耳の奥まで入りすぎ。
一応最大のチップを使ったらよくはまった。耳の奥まで入るタイプではないのでこれでよし。
ちなみに同タイプとしては装着感は凄く良く、国内海外問わず最高に近い

なおイヤーチップは、大 x 2 / 中 x 2 / 小 x 2
それぞれブラックカラーと半透明ホワイトが1セットづつ。
このパターンは初めて見たが、やはり見た目を重要視しているから?


【音質】
解像度は正直低い。国内1万円クラスより低いぐらい。細かい音聞こえない。
音はドンシャリ。国内1万円クラスほど耳に痛くはないが、、、、
しかし、このモデルの持ち味は低音らしい。
重低音ではなく、打ち込み系でよく使われる200~500Hz前後が持ち上がりまくりに思うので
明らかに狙った音なんだろうなと。

で、まぁどういう音楽に向くのかと言えば
そりゃオフィシャルページで流れてるようなの。
もうずっと流れっぱなしなんだもんなこのページ。


【総合】
ぶっちゃけアコースティックは耳障り、クラシックは分解能が低すぎてだめ、
バンド系やロックも耳に痛くなるのですが、
ミニマルテクノとかハードコアとか「音数少なめ・低音あるよあるよ」な曲には悪くない。
ってスイートスポット狭いな!

能率が相当高いのでiPodのバッテリは持ちそうだけど
ちょっと音割れてるっぽい(通勤時は気にならない程度)
そんな音でした。
音を重視する人にはコストパフォーマンス悪い。デザインに予算振りすぎ。

見た目を重視する人にはいい。デザインに予算振って正解。
ぶっちゃけ通勤時なんて、音質差すごく縮まるんだよね(本当に)。


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Klipsch Image X10

 2008-06-15
久々に2本ほどヘッドホンをゲットしたので感想。
まずは1本目、Klipsch Image X10。国内流通してないので個人輸入・・・はめんどくさいので
ヤフオクで落札!
Klipsch Image X10


【概要】
1:世界最小らしい
2:KlipschはUSで相当有名なスピーカーブランドらしい(スピーカーはYAMAHAが輸入代理店)
3:ヘッドホンのシリーズは国内で(今はまだ)流通していない
4:本国で正価$349。ヤフオクで\33,000。国内流通するなら4万弱ぐらいが妥当?
5:廉価版が出るらしい。売れてるということか。
6:キノコ(イヤーチップ)は 大x1 / 中x1 / 小x1 / 2段フランジx2 合計5ペア。


【見た目】
X02NKで撮影したらヘボヘボになったが一応。
比較対象は Etymotic Research ER-4S
klipsch image and er-4s

1:ER-4Sと大きさはほとんど変わらないが、手に持つと小さく感じる(角張ってないからか)
2:ケーブルは普通のオーディオブランドと同じ太さ。ER-4Sが太すぎるのかもしれず
  (注:写真の白バック部分でケーブルが異常に細く見えるのは、撮影が下手だからなだけ)
3:端子も同様に小さい。柔軟性があって、曲げてもokぽい
4:ケーブルは1.5m。ER-4Sは1.8mあるが、長ければいいというわけでもなく・・・


【装着感】
いきなり最初についてるキノコが小さすぎて、耳の穴に隙間ができる。
おかげで低音スカスカの製品かと誤解してしまった。2段フランジにして解決。
2段フランジでも、装着は片手で可能。ER-4Sのような両手格闘は不要。


【音質】
国内1万円クラスとの比較。
 ・耳に痛い音がしない!
 ・解像度はKlipsch Image X10の方が遙かに高い
 ・低音もKlipschの方が綺麗。量感も十分。
 ・Philipsなどの海外オーディオブランド特有の、柔らかさがある
 ・聞いてて当然気持ちいい


Etymotic Research ER-4Sとの比較。
 ・ER-4Sの方が解像度はずっと高い
 ・ER-4Sは当然低音も凄く締まっている
 ・その代わり、低音の「量感」はKlipsch Image X10の方が多く感じる
 ・ER-4Sは音がすべて分離して聞こえる。Klipsch Image X10は綺麗に混ざって聞こえる
 ・ピアノやアコギで特に顕著。
 ・注意を傾けて聴けば、Klipsch Image X10でも聞き分けることは出来る。
 ・しかし何も考えなくても分離して聞こえるER-4Sの方は、より分析的といえる。
 ・ER-4Sは「正確な音」。Klipsch Image X10は「気持ちいい音」

 ・Klipsch Image X10は能率が低くない。
 ・よってER-4Sの様にiPodの電池食いではない。使い勝手良。


【総合】
ER-4Sと比較すると狙いの違いがよくわかる。
あっちは音楽制作には最高だけど
音楽を聴く用途で最高というわけではない。
分離して聞こえるということは、ミックスをうまくしないと混ざって聞こえないわけで
だからこそミキシングに使えると思うのだけれど、
逆にリスニングなら、より混ざってくれるKlipsch Image X10の方がいい時も多い。
またケーブルの細さ・長さもそれを反映していると思う
(ER-4Sはケーブル太いから絡まない・長いから機材さわるのに動きやすい。が通勤時は微妙)
つかER-4Sだと通勤時にiPodの電池をやたら消耗して困るわけだが。

ちなみにどっかのレビューで「Klipsch Imageは低音が弱め」とかあったが
装着方法を間違えているか、難聴傾向の人かもしれずと思った
少なくとも密閉型のMDR-7506より少ないと言うことはなかったぞ、と。

そんなわけで音楽を聴く用途ならKlipschは素晴らしくて
ともかく「気持ちいい音」では最高レベルだった。
3万以上の本気ヘッドホンが使いたいが、
でもSHUREみたいに普及したのはいやだ!とか
Etymoticは耳道が痛そう(人によってはホントに痛い)!とか言う人に良い。
日本ではちょっとマイナー臭漂うところが、またなんともいえない雰囲気を(笑)

後日SHUREと比較しました
#でも5000円の Apple In-ear Headphones のコストパフォーマンスが今んとこ最高かもしれん

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Etymotic Reserach ety8 (ER-88)

 2007-12-23
Etymotic Research信者なので ety8 をずっと待っていたが、
輸入開始されたのを見落としていた。
しっかり完実電気のホームページで告知されてる・・
というわけで即購入しました。
ety8 (ER-88)
Etymotic Research
31,800-


ちなみにヨドバシAkibaで34,800円にて購入。
まだ1台も展示すらしていなかった、というか買うのは私が初めてなのか
数人の店員がやけに親切に、ガラスケースにへばりついていた客をどかして以下略(笑)

基本はBluetooth2.0 / A2DP デバイス。なので別に普通というか
去年買ったVGP-BRM1と基本は同じようなもん。
今回はヘッドホン部分がEtymoticであるというところがミソなのだ。


【モノ自体】
まずはトランスミッタ。nano 2Gにはちょうどいいのだけれど
Classicだと折れそうで怖い
あとSEPIACEの革ケースだと、厚みがあるのでトランスミッタが刺さらない。
まぁこのあたりは他社のBluetoothトランスミッタも同じようだが・・・

次にフランジ周りだが、キノコは2段と3段が両方同梱されていた。
ER-4Sよりユニット径が太いが3段キノコは(多分)同一品。
グリーンフィルターはグリーンじゃなくて赤白、こっちは互換性なし。

ただし交換キノコ、なぜか3段版だけ耳を切り落としてないので
長さが微妙にER-4Sと違うのかも・・・いやいや、単なる手抜きだな(笑)

装着感はいつものER-4Sと似たようなもん。重さは感じない。
また鏡で見てみたが、どこぞの記事の写真ほどには気にならないというか
密閉型ヘッドホンつけてる人が巷に沢山いるのだから、このぐらい普通。

【操作性】
すでにペアリング済みなので操作感などは一気に割愛(おい)。
ただし、マニュアルには「iPod側を先に電源入れないと認識しない時がある」とあり、
更にiPodに繋いでから電源を入れると、
iPod Classicが「こんなデバイスしらねー」と拒否る
ので、
結局こういう順番で使う必要はあります。
(1)iPodの電源を入れる。
(2)トランスミッタを差す。
(3)ヘッドホンの電源を入れる。

nano 2Gではこういう問題が起こらない、なんだかよくわからんがまぁいいか。


【肝心の音質】
ER-4Sより緻密感が薄い。というかアンプが貧弱なときの腰の弱い音になってる。
でもちゃんとEtymoticな音がする(笑)
ER-6系統は試していないが、どこかでER-4SとER-6の中間と書いてあったので
まぁそんなところなのかな。
Bluetoothのせいではなく、ドライバユニットのせいでもなく、
単に内蔵されているアンプを強化すればいいんじゃないかと思うのだけど
駆動時間とのトレードオフなのかな。

【気になる点】
ケーブルがマジで無いに等しくて乗車率250%の満員電車も安心ですが
なにげに本体側のトランスミッタコネクタが、満員電車の圧力で折れそうに見えるので
ちょっとnano 2G(これは小さいので安定感がある)じゃないと怖くて使えないかな。

もう一つ、Bluetoothの送信電力が弱いのか
家の中(Bluetooth機器だらけ、特にPCが数台ある)でちょっと音切れする。
外ではあまり問題なかったのだけど、1mぐらいの能力に絞ってあるようだ。
なお、まだPCとペアリングしていないので、受信側の感度は不明。

【今後試すべきポイント】
携帯電話(音楽を聴く)との接続。
821SH(Premium)を買ったのでBluetooth2.0+A2DP+WMAが試せるのだ。


【ety8は買いか】
Etymotic信者なら迷わず買おう(笑)いつもの音はちゃんとする。
iPodユーザーは、nanoなら買って後悔しない。Classic(HDD)系統はよく考えてから。
受信機だけを使う用途なら、おそらく現在最強のコンパクトさ+音質なので、
Bluetooth携帯で音楽を聴く人、モバイルPCのヘッドホンケーブルが邪魔な人には
非常に素晴らしい選択肢であると言える。金をけちらない方がいいよ。
ただし、Etymotic特有の「しっかり耳の奥まで入れる」感覚に慣れないといけないが。
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