KENWOOD KH-K1000

 2009-01-31
密閉型ヘッドホンはATH-W1000が好きになれないのでまだ模索中だが
前から欲しかったKH-K1000を買ってみた。癖が非常に少ないという噂。


KH-K1000

KENWOOD
¥25,290-


【購入前、店頭での簡易試聴】
・よく比較される(らしい)ATH-A900は、中域の色づけと低域の少なさを感じた。
・もう一つよく比較される(らしい)AH-D2000はドンシャリに感じた。
・要するに3機種ではKH-K1000が一番フラットに感じた。
・でKH-K1000を買った。


【質感・装着感・音漏れ】
・なんだか妙に安っぽく見える。
・プラスチック部分の処理が下手くそだからだと思われる。
・ゼンハイザーとか研究すればいいのに。
・手に持つと重量感があるので安っぽくはない。

・側圧は弱め。
フリーアジャストのバネが弱すぎ。ずり落ちそうになる。
・これもAKG K240やK701をもっと研究するべきと思う。

・遮音性は、密閉としては並。
・音漏れも同様。


【周波数帯域・音の伸び】
・若干低音よりだけど、凄いフラット。
密閉型のフン詰まり感が殆ど無い
・オーテクのようなボーカル帯域の持ち上げ(個人的には好かない)、などをしていない。
・Ultrasoneのように中音域が引っ込む感覚もない。
・とにかく変なピークやディップが殆ど無い。
・サ行(歯擦音)は全く刺さらない。
・ほんの少しだけ、高域に金属臭がするときがある。殆ど気にならない。

・上記の代わりに、特徴が殆どない。
・AKGのように高域が繊細に伸びるわけでもなく
・ゼンハイザーのように音がかなり伸びるわけでもなく。
・普通に音の伸びやかさはある。


【分解能・解像度・混ざり方】
・分解能はそこそこ。ER-4SやK701程のキングではない
・低域分解能もそれなり。悪くはないが聴き取るのに集中が必要な程度
・音の混ざり度合いもそこそこ。HD595のような気持ち良い混ざりほどではない

・突出した部分がない。
・そして、悪い部分も全くないのだ!


【音場】
・ささやかな程度に、広め。
・これまた突出した世界ではない。

【ジャンルの得手不得手】
・ピアノ曲、小編成から大編成クラシック、全部さらりとこなす。
・ロックもテクノもメタルもさらりとノリが良い。
・ファンクもさらりと。
どんな曲でも良い音で鳴らす。
どんな曲でも目の覚める感動はない。そして落胆することもない。


【総論】
・「超」優等生。欠点が殆どない。スーパーオールマイティー。
・しかし天才ではないので、突出した部分もないのだった・・・・・・
・これはつまり空気とか水みたいな機種なのかな。
・1台持ってて損はない。一家に一台味の素!

・欲を言えば低域の分解能をもっと上げれば、更に優等生の星になれる。





では他機種比較

【比較:K701】
・分解能はK701の方がずっと上
・高音の繊細さ、伸び、ボーカルの美しさ、全てK701の圧勝。
・しかしK701は低域に弱点があるので、そこはKH-K1000の勝ち。
・K701にはジャンルの得手不得手があり、得意分野はK701が圧倒的に美。
・でも不得手がないのがKH-K1000のいいところ。
・聴き疲れはK701の方がずっと少ない。低域の違いか。

【比較:K240S】
・高域分解能はK240S。
・K240Sは中高域の線が細い。
・低域分解能はKH-K1000。というよりK240Sはボワつく。
・上下の帯域のエンドはK240Sの方が伸びていると思う。
・K240Sも不得手は少ないが、クラシックは苦手。
・不得手がないKH-K1000以下略

【比較:K420】
・K420の方が高域は少なめ(だが繊細感は上)
・K420の方が低域が多く感じる
・K420の方が密度感が高い(開放型なのにどういうことじゃい)
・でも、どっちもオールマイティー系です。
・薄味KH-K1000 vs ちょっとだけソースかかってるK420

【比較:W1000】
・全帯域分解能で圧倒的にW1000。高域の美しさもW1000。
・でもW1000は低域が少なすぎる。
・W1000は中域の張り出しで、ピアノ曲が超不自然になる。
・W1000は高域に色づけがあり、金管や木管がとても艶やか。
・W1000はタイトな音で分離が良い。KH-K1000は普通。
・聴き疲れはW1000の方がする。色づけのせいか。

【比較:HD595】
・分解能は似ているが低域はHD595の方が高い。
・HD595は音を加工している感があり、得手と不得手が凄く出る。
・殆どのジャンルはHD595の得手ジャンルで、KH-K1000よりずっとノリが良い。
・しかし僅かな不得手ジャンル(ヘビメタ)で・・・・・
・音場も、HD595はサラウンド系の加工感を感じる。KH-K1000は何もしてない。
・聴き疲れはHD595のほうが少ない。

【比較:SRS-3000】
・SRS-3000の方が高域は耳に優しく伸びる。
・中域はにたようなものだが、SRS-3000の方が美しく鳴る。
・低域はKH-K1000の方が量が多く、解像度は逆に低い。
・全体的な分解能はSRS-3000の方がずっと上。
・聴き疲れはSRS-3000の方が少ない。

【比較:ER-4S】
・ハイエンドの伸びは、BA型のER-4Sの方がもちろん限界を感じる。
・しかし分解能や音のバランス、タイト感、音場のソリッドさ、全てER-4Sが上。
・低域はもちろんKH-K1000の方が多いが、タイトさがあまりない。
・聴き疲れはER-4Sの方が少ないが、耳の穴が痛くなるからねぇ・・・


そんなところで。
これ、ほんと特徴無いけど、その分一番使いでがありそうだな・・・
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コメント
はじめまして

ところでこのマイスターサウンドは音楽を聞いていて楽しいでか?
それともつまらないですか。また、ヴァイオリンが官能的であるとか、のりがよいとかピアノとヴァイオリンが好く分離するとか。シンバルが散乱して気持ちよいとか。荒井由実の声が肉付きよく再現できるとか。この機種が今結構気になっているんですけど。
ご教示願えたらありがたいです。ちなみに自分は球式の自作ヘッドフォンアンプで聞いています。MDRCD900STです。

【2010/02/24 21:00】 | まこと #w1Q2FiAU | [edit]
もう売っちゃいましたけど、
これは楽しいとか楽しくないとかいう印象は一切無かったです。
マジで印象的な特徴が一切ないんですよこれ。
その代わり印象的な「悪いところ」も一ミリたりとも思い出せません。

個人的にはCD900ST持っておられるならこれは買わなくて良いと思います。もっと変なの買った方が楽しいです。
【2010/03/01 06:01】 | HaioH #vax7NXxk | [edit]












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