中華イヤホン群

 2015-07-11
2chで中華なイヤホン群が「$10程度なのに凄い」とか盛り上がってるので
色々買ってみた。
「1000円で1万円の音質」とかホンマかいなと。

今回の対象は、
 ・xiaomi piston2
 ・MOAOL MP850
 ・KZ ATE
 ・KZ ED9
 ・KZ ED10
 ・中国の偽造IE800

【購入時の注意】
 ・主にaliexpressから買うことになる
 ・出荷まで1週間かかるのも普通
 ・出荷してから中国内を出るまで1週間待たされるなんて普通
 ・追跡がリアルタイムにできない(数日遅れ)なんて普通
 ・箱つぶれ、製品に傷がちょっとついているなんてよくある
 ・そもそも日本レベルの品質を期待してはいけない
 ・不良品が届いても泣かない。返品できると思わないこと(英語力が高ければ多少なんとかなる程度)
 ・有名モノは偽物が届くの当たり前と思うこと。xiaomi piston2とかね

 ・誰も責任とってくれませんし、誰も答えなんて教えてくれないので泣かない。


【比較対象】
 1:etymotic ER-4S 分解能、正確性、フラットとして基本のベンチマーク。3万円クラス
 2:JAYS a-JAYS Five 1万円クラスの例として。スウェーデン製(国内未発売)。

 また共通項目として下記を評価。
 全体バランス:ER-4Sを基準としてどういうバランスか。
 低域品質:自分で打ち込んだDAWの曲で、採譜可能レベルで音が拾えるか
 中域品質:特に破綻しやすい曲(rich&famous / GAMMARAY および ライオン / マクロスF)で声が耳に痛くなるか
 高域品質:特に歯擦音のある曲(ライオン / マクロスF)でサ行が刺さるかどか。

【MOAOL MP850】 $12~$30程度
20150711_moaol_mp850.jpg
 全体バランス:弱ドンシャリ。今回の中では一番フラットではある
 低域品質(ベース音採譜)少しは採れないこともない
 中域品質(女性ボーカル音割れ):少し割れる
 高域品質(サ行が刺さる):刺さらない

 周波数帯域バランスがよく、分解能も低くない(採譜できんこともない)。
 女性が声を張り上げたときの破綻が惜しい。最近の5000円クラスかな


【KZ ATE】 $12程度
20150711_kz_ate.jpg
 http://www.kzearphone.com/
 全体バランス:カマボコ。
 低域品質(ベース音採譜)無理!
 中域品質(女性ボーカル音割れ):割れない
 高域品質(サ行が刺さる):刺さらない。

 高域も低域もナマっている。分解能もやや低め。
 その代わり一切破綻しないのと、刺激性のある音が出ないので
 Eric Claptonなどのアコースティックはものすごく気持ちよく鳴る。
 寝ホンなどによい。


【KZ ED9 ショートステム】 $10程度
20150711_kz_ed9.jpg
 http://www.kzearphone.com/
 ステムが2種(ロング・ショート)同梱されており、付け替え可能。
 ロングは音を逃がす穴がある。

 全体バランス:低音大臣、高域細い
 低域品質(ベース音採譜)多すぎて採譜無理!
 中域品質(女性ボーカル音割れ):割れない
 高域品質(サ行が刺さる):刺さらない。

 EDMばっかり聞く人にはいいのかな。分解能が高いんだけど、低域多すぎて塗りつぶされる。
 さらに、中域も高域も引っ込んで聞こえてしまう。


【KZ ED9 ロングステム】 $10程度
20150711_kz_ed9.jpg
 http://www.kzearphone.com/
 ステムが2種(ロング・ショート)同梱されており、付け替え可能。
 ロングは音を逃がす穴がある。

 全体バランス:弱ドンシャリ
 低域品質(ベース音採譜)少しは採れないこともない
 中域品質(女性ボーカル音割れ):ほんのちょっとする
 高域品質(サ行が刺さる):刺さらない

 ロングステムはむちゃくちゃバランスよくなる。
 MP850を高分解能にして、高域を伸ばす感じで最高レベルに近い
 中域さえ完璧ならば、1万円クラスと断言できる次元。


【KZ ED10】 $10程度
 20150718_ed10.jpg
 http://www.kzearphone.com/
 全体バランス:弱ドンシャリ。MP850よりは高音が丸い
 低域品質(ベース音採譜)少しは採れないこともない
 中域品質(女性ボーカル音割れ):割れないが質は少し良くない
 高域品質(サ行が刺さる):刺さらない

 全体的にMP850に近いのだが
 中高域の質が少々悪く、昔のラジカセのような鳴り方をする。
 低域の分解能自体はED9より少し高いように思う。


【Xiaomi piston2】 $25程度
20150713_piston2.jpg
 これだけ国内amazon経由。でも深圳(Shenzhen)から出荷(笑)
 QRコードが読めて、さらに職場の同僚が持っているものと同じものなので本物と考える。

 全体バランス:弱ドンシャリ(ED9ロングよりドンシャリ度高)
 低域品質(ベース音採譜)いける
 中域品質(女性ボーカル音割れ):ギリ割れない
 高域品質(サ行が刺さる):ギリ刺さらない

 ED9より攻めている感じで、ギリギリ高域が刺さらない、中域が割れないところ。
 そして、非常に分解能が高い。とくに低域、そこそこ量がある割にちゃんと音程が取れる。
 その代わり、ED9程には綺麗に鳴らない(攻めてるので勢いはある)
 またイヤーピースの質が悪いので、ちゃんと耳に合わせないと低音スカスカ。



【偽造されたie800】 $16~$100
20150711_fake_ie800.jpg
 aliexpressにあるのは基本すべて偽造品。
 今回、$16の製品を買ったが
 見事に左右で音が違う粗悪品キタコレ。
 すばらしいですね。これこそ中華。これじゃないと面白くない!



【結論】
 ・ドンシャリでもよければ、piston2が非常に解像度高い
 ・フラット気味ならKZ ED9のロングステム。美麗度が高い
 ・さらにフラット気味ならMOAOL MP850。ただし解像度と中域の質でED9より落ちる
 ・聞き疲れしないならKZ ATE。高域が特に丸いが、その分音量を上げられる。
 ・KZ ED10は他より優れている点が一つもない。買わなくてよい


 この中で特に素晴らしいのは、piston2(3000円弱)とKZ ED9(1000円強)。
 音は好みだが、値段を考えればKZ ED9のほうが上か。

 なおこの2つはどちらも1万円クラスに「近い」が「超えてはいない」。
 1万円超クラスで今回比較対象にしたa-JAYS Fiveはぜんぜん破綻しないのだが
 今回の中華安イヤホンは、どこかで必ず少し破綻ポイントがある。

 それから、低域の採譜が可能なレベルは1万円クラスにほぼ存在しない
 (一応、本来3万円クラスであるImage X10はいける。あとEtymotic hf5は当然可能)。
 その点では、中華の安イヤホンはもちろん全部基本的にだめですが
 piston2だけは音が取れる感じ。

 あとホントに玉石混交でした。以上!
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Jabra HALO BT650s

 2009-11-07
ものっそい久々にヘッドホンレビュー
Bluetoothのヘッドホン、Jabra HALO(BT-650s)。
諸事情があって借用。


Jabra HALO BT650s

GNジャパン
¥14,018-


怪しい店で買えばもう少し安い(13,000円ぐらいか)。
常識的にはやはり店頭で買う方がサポート面を考えると良い(特にこの手のは)。

ちなみにJabra・・というかGN(Great Nordic)という会社はデンマークに本拠があって
Bluetoothヘッドセットでは世界シェアNo.1。
故にJabraが繋がらない機器があれば、その機器が問題アリと思って良い程度には
ちゃんとしてるところ。PC用のドングル持ってる人は経験的に知ってるかもしれないけどね。

さておき評価

【質感・装着感・音漏れ】
内側スウェードで質感は非常にヨロシイ。
超エレガントなデザインもGreat。
オーディオメーカーでは10年掛かっても出来んわ。

但し装着には大問題があり、
日本人がつけると、ユニット部分の装着が”ハの字状”になってしまう。
頭の鉢が小さい欧米人を基準にしているから仕方ないが
アジャストも出来ないので、これは厳しい。
(このあたり、他のブログにも沢山書かれているポイント)

また、コレにより少しだけ低音が抜け気味になる。
頭の小さい人(特に女性)なら問題がないかもしれない。
自分の頭の横幅が広い人は要注意!

音漏れについては、海外製だから言うまでもないのだけど
結構漏れる。電車では使えない。


【接続性】
iPhone 3GSでテスト。一発認識で超安定。
ただしマニュアルを読まないと操作方法が解らない。
この辺もワールドワイド的。

解ってしまえば大変素晴らしいコンセプトで、
たためば自動でOff、展開すると自動でOn、
というのはこれまたエレガントと思う。


【音質】
同じくiPhone 3GSでテスト。
iPhoneはBluetoothの転送レートを自分で操作出来ない(自動で決まる)のだけど
HALOは問題のないレートにセットされている。
この辺も流石Jabra。

周波数帯域は並。
高域が痛くない、それほど伸びも欲張らない感じ。
中低域も変に自己主張することなく、綺麗に纏まっている。

分解能・解像度はあまり高くない。しかし、良く混ざっている。

音場は結構広め、なんちゃってサラウンド(弱)といった風情。


ここまで書くと安物に見えるんだけど、
実は音楽を楽しく聴かせる「まとまりの良い」感じがする。
全体として、海外モデルに良くある
「スペック云々より、音楽を楽しく聴かせる」味がちゃんと出ているので、
PHILIPSやAKG、SENNHEISER・・・・
のミドルレンジモデルに流れるテイストが好きな人には、Okと思う。


特に、海外POPSにメチャクチャ合うので
Michael Jacksonなんかを流すとやたらゴキゲンになれる。
クラシックも悪くない。Jazzも良い。

流石デンマーク、流石世界一。(意味不明)


【比較:ety8
ety8とは価格が2倍も違うのだけれど比較。

ちなみにety8はBluetoothの品質が低めで、
自動設定だとビットレートが低くなるので
同梱のiPodドングルを使うか、
PCなら東芝スタックでレートを手動設定しないと
ノイズが乗ったり実力が出ないので注意・・・。

流石に分解能や解像度がレベル違うというか
ety8は音が団子にならないで、ちゃんと分離して聞こえる。
というかety信者の私は当然ety8がいいのだけど
そもそもHALOは方向性が180度異なるので、
なんか比較する意味がないと思った。

分析的に音を聴く人はety8。
音楽のノリを重視する人はHALO。かな。



【総論】
音が上手く混ざって聞こえるとか
耳に痛い音を絶対出さないとか
音楽のノリの部分をちゃんと表現するとか
そういうHALOの味付けを好む人が沢山いるんじゃないかと思う。
SENNHEISER HD595が好きな人とかね。

ちなみにHALO、よく売れてる(ソースはひみつ)。
頭の小さい人が多いのかなぁ・・・
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AKG K450

 2009-02-28
予定通りK450も買ってみた。

K450

AKG
¥17,820-


うちのヘッドホンが、AKGに浸食されまくった様子。
左からK420 / K450 / K181DJ / K240S / K271mkII / K701
20090228090.jpg

ともかくレビュー
【質感・装着感・音漏れ】
外見はK420と似てる。共通パーツも多いし。
若干合皮などが使われている程度。

パッド材質がK420と全然違うので、装着感は異なるが
むっちゃ柔らかいので、非常に快適なのは変わらない。
夏はK420のウレタンがいいかな?

遮音性・音漏れは密閉としてそれほど高くはない感じ。


【音質】
毎度のFireFace400で。

周波数帯域。
高域については例によってAKGの「柔らかいけど伸びる」系だが
AKG軍団の中では伸びが少ない方。
中域は、ちょっと引っ込み気味。
低域はかなり強めだが
オーテク他のように変な帯域強調がないので自然に鳴っている感じ。
ちょっと籠もってるが詰まった感じはない


分解能・解像度は低いが音はよく混ざる。
だがノリの良さという意味では、低域支配が強いのでスピード感が減ってる。

聞きやすさは最高レベル。
音場は普通。狭くもなく、妙に発散もしない。


総合すると、低域支配系+AKGの高域ちょっと弱め
AKGとしては伸びやかさが足りないと思うけど
密閉型の中では、今までの中で一番理想に近い。

あとプアな環境(iPodとかノートPCとか)になると高域が更に弱くなって
ちょっと寂しいので注意。


で、他機種との比較ね
【比較:K420】
兄弟機なんだけど・・・・
高域も中域もK420の方が圧倒的に伸びやか。
低域もK450の「籠もり感」がないので、凄く伸びやか。
低域の量はK450の方が多いが、K420も一般的には多い方。

ズンドコしたい人はK450。それ以外の全員がK420。
とにかく伸びやかさが違いすぎ。クラシックからメタルまで全てに言える。
価格も半額なので、どう見てもK420が良い。
でもK420は開放型なんだよな・・・・音が漏れまくる。


【比較:PX200】
低域はPX200の方がかなり少ない。
中域は逆にPX200が伸びる。
高域はK450の方が少し伸びてる。

迫力が全部無くなる代わり、籠もり感も皆無になる。
声だけを超重視するならPX200、それ以外はK450。
装着疲労感はどっちもすっげー優秀。音漏れはPX200の方が少ない。
しかし価格も違いすぎるんだよな。3倍ぐらいか。


【比較:K181DJ】
どっちも低域支配系だけどK450の方が自然な鳴り
代わりにK181DJはもうズンドコ大臣・迫力大魔王。

K450でも十分ズンドコできるし、K181DJは装着感が最悪(耳が痛くなる)ので
個人的にはK181DJいらなくないっすか?と思うが
10代の人はK181DJみたいな過激な方がいいかもしれず。
価格は似たようなもんですな


【比較:K240S K271mkII K701】
K240Sの方が分解能も解像度も高い・音も伸びる・ズンドコしない
K271mkIIの方が分解能も解像度も高い・音も伸びる・でも低域はすごく少ない
K701とは・・・勝負にならんけどK420のほうがK701にずっと近い音がする。



なんか悪く書いてるけど、密閉型では個人的に最高点に近い
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AKG K271 mkII

 2009-02-13
密閉型の前回購入品KH-K1000も悪くないが、ちょっと不満もあるので
またAKGに手を出した。 K271mkII。

K271mkII

AKG
¥19,800-

K240Sと姉妹機なので同じ傾向かと思いきや、結構違った(後述)。

なお最近のAKGにしては珍しく、最初に高域が硬い。
30時間ほど慣らせば、ちゃんとAKGな高域になる。注意。

【先代Studio系との違い】
1)紺色になってちょっとカッコワルイ
2)エンブレムが平面シール。安っぽい
3)ヘッドバンドが少し厚みを増して柔らかい
4)標準ケーブル+カールコードも付属するので超幸せ
5)標準パッド+ベロアパッドも付属するので超幸せ

miniXLRでケーブル着脱出来るのは変わらず。便利。

【質感・装着感・音漏れ】
全体的にはシックな実用品ぽくて良い。
装着時以外はスイッチでミュートされる。業務用録音モニターとしては優れた機能。
K240S(開放型)より側圧が高いが、使い込めば変わるかも。
ベロアパッドにすると、側圧のせいで暑苦しくなる
(K701は逆に最高の感触なんだが)

音漏れ遮断はかなり性能が高い。側圧減ったらどうかな・・・


【周波数帯域・音の伸び】
高域はいつものAKG(繊細で伸びて刺さらない)。
しかしAKGファミリーでは若干線が太めな傾向。
中域が張り出し気味(ベロアにすると若干だけ改善)。
低域は結構弱め。但し締まりは密閉らしく、しっかりしている。


【分解能・解像度・混ざり方】
分解能はなかなか高い。中域が少し弱いが低域が優れている。
混ざり方は相変わらずAKG、上手く混ざる。
ただAKG軍団内では、中域中心に纏まる雰囲気に感じる


【音場】
広い方だが、「L」「Center」「R」がハッキリ分離したような不思議な感覚。
加えて若干の残響感がある。
いかにも「ステレオです」という感じで、ナチュラルさ(*)は薄い。

(*)正確という意味ではないので重々注意。


【ジャンルの得手不得手】
大編成クラシックは少しだけ苦手っぽいが、他に不得手はなかった。
ちなみにピアノで特定の鍵が強調されることはないので、
妙なピークはない様子


【総論】
AKG軍団内だと特に中域が異色かなと思う。
ディストーションギターの音色がおもいっくそ違って、なんか国産っぽい。
あと低域が予想以上に弱くて笑った

でも全体的にはちゃんとAKG。





では、他機種比較。殆どAKG軍団です。
【比較:K240 Studio】
・高域はK240Sの方が大分細く、そして伸びる
・中域もK240Sの方が大分細い。
・低域はK240Sの方が相当量が多く、そしてボワつく。
・分解能は低域はダントツK271mkII、中高域はK240S
・音場はK240Sの方が凄く中心よりで狭い。
・籠もり感は密閉故にK271mkIIの方が当然ある
・全体的にかなり違う。K240Sの方がK701に近く感じる(中域が原因)
・聴き疲れはどちらもしにくい。K271mkIIの方が中域の籠もり圧で若干疲れる

【比較:K701】
・高域はK701の方が少し細い、というよりK271mkIIが太い。伸びはK701
・中域はK271mkIIが張り出してる。詰まり感あり
・低域はK701の方が少し締まりが緩いが、逆に自然な感じ
・分解能は当然K701の方がかなり上
・音場はどちらも広いが、K701の方がずっと自然で滑らか
・聴き疲れはもちろん開放のK701の方がいい
どんな曲でもK701の方が大抵は良い

・でもK701は生ピアノがなんだかサンプラーのシンセに聞こえるんだよな・・・。
・中域の違いが、逆にK271mkIIに有利に働いてしまった

【比較:K420】
・分解能だの高音だのは余り意味がないのでおいといて
K420の方がずっとソリッド、というかカタマリ感に溢れている。
・音場のカタマリ感、低域の強さ(K420の方が上)、中域バランスの良さが影響。
・繊細に聴くならK271mkII(つかK240Sの方がいい)。
・気持ち良くノリが出るのはK420

【比較:K181DJ】
・まぁ・・・低域大王だから・・・
・中域は意外にK181DJの方がおとなしい。
・高域はK181DJの方が更に太い(が伸びが少ない)
・ズンドコしたい人はK271mkII買うと全力で後悔します。

【比較:KH-K1000】
・高域はKH-K1000の方がシャリつく(通常基準では十分押さえ込まれてるが)
・中域はK271mkIIの方が張り出す。KH-K1000の方が若干自然。
・低域はKH-K1000の方が強く、ややボワ付く。
・分解能はK271mkIIの方が高い。
・音場はKH-K1000の方が滑らかだが、ボかしてる様にも感じる。
・装着感はK271mkIIの方がキツイが、KH-K1000はずり落ちそうなんで・・・
・籠もり感は似たようなもん。
・AKG、STAX、Etyの高域が好きな人限定でK271mkIIか。
・モニターとしてもK271mkIIの方がいいです。ボケないから。
・でも普通にリスニングするなら大抵はKH-K1000の方がいいと思う


といったところ。
ちなみにヘッドホン・イヤホンは結構処分して行っており
イヤホンだとER-4S、ヘッドホンだとSTAXが残存した。KH-K1000は思案中。
しかしAKGだけが(カナルを除いて)全部生き残ってる
やべーAKG教だこれ。早くK450買わないと(笑)
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SENNHEISER PX200

 2009-02-10
どうも普通のサイズの密閉型ヘッドホンには、私の欲しい世界がないので
ポータブルをもう少し漁ってみることにした。
(この前買ったAKG K420がかなり秀逸な出来だったのも影響している)

まずはSENNHEISER PX200。
既に1月のCESでHD228という後継機が発表されているので
今のうちにゲットしてみるかと。値段同じぐらいっぽいし。
(上位機HD238 / 下位機HD218もある)

PX200

SENNHEISER
¥6,680-


で届いたら専用ハードケースに「大丈夫か」というぐらいみっちり詰め込まれてて
多少焦ったが、まぁ気にしない!

【装着感・音漏れ】
側圧は強くもなく弱くもなく、いいバランス。
装着感も悪くない。
長時間の装着に問題はない
(個人的にはK420のスポンジの方がノスタルジックで好き)

音漏れ防止は結構優秀。K181DJより良いと思う。


【音質】
毎度のFireface400で。

周波数帯域。
中域が何よりも先に来る感じ
高域は全く刺さらないけど、弱い(伸びてないなぁと思う)
低域も弱め。(でも締まりは結構ある)
なおSENNHIEISERらしく、変なピークやディップはないので
ピアノなどはちゃんとベロシティを再現できます。
ともかく中域が前に出てきて、残りは刺身のツマみたいになってる。
といいながら、かなり上等なツマではある。

聞きやすさ。
密閉としてはかなり良い方。
密閉っぽい籠もり感(詰まり感)が少なめだからかな?

分解能と全体の整合性。
分解能はまぁ普通。1.5万円クラスから上とは当然戦えません。
しかし音の混ざり方はヨロシイ。
中域を中心としたカタマリ感があり、綺麗&滑らかに纏まってる。

音場。
うーんSENNHEISERっぽい、微サラウンド。良い。
HD595程に過激ではないので、違和感も少ない。

総合。
とにかく中域メインで、まとまりも良い。そして、聴きやすい。
でも正直に言って海外勢としては価格なりかなと思う。
次期モデル、HD228では良くなっていることを期待。

ただ、国産勢よりはずっと良いと思うんだが
若年層には多分正反対の評価になるかなぁ。
刺激が殆ど無い(*)ため、超つまらない音に感じるかと。

(*)オーテクや最近のSONYはそこを魅力にしてると思う(そういうマーケティングで)


【特記事項】
えーとプアな環境だと結構プアに鳴る困ったちゃん。
ただでさえ弱い低域が更に貧弱に、高域も少し弱く、制動感も大きく後退。
ポータブル用なのに・・・・これは味付けの問題と思う。



【比較:AKG K420】
一応ポータブル対決・・・なんだけど勝負になってない。
高域は当然K420の方が繊細に美しく伸びるし
中域の張り出し感も殆ど無いし、
低域もK420の方が量感がある。
特に低域は、K420がエージングすると「ありすぎ」という程ではなくなるので
自然な伸び具合で大差が付いてしまうという。
結果としてK420の方がずっとバランスの良い音、2000円の差は確実にある

一応、低域の締まりと音漏れはPX200が勝ってるけども。

但し上記は、密閉と開放という比較になっちゃってるので
後日K450を買ってみるつもり。
ここまで来たらAKGで突っ走ってみましょうと。

#でもAKGのカナル型は、OEMである限り二度と買わない。
#K370はちゃんとしてるのかなぁ・・・
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ATH-M7PROa メンテ

 2009-02-06
今回、多分誰にも読まれないであろう記事。

PRO5のときにちょっとだけ書いた、ATH-M7PROaのメンテ。
20年前に初めて入手した本格的なヘッドホン(従兄弟に新品を貰った)。

音質はもう今更感が漂うし、大量生産品で骨董価値すらないけど
付喪神がおわすレベルの思い出の品なのでメンテして保管しておきたいのだ。
八百津の神ってやつですね。日本的。


というわけで以下、神様のメンテ

最初はPRO5をバラしてパーツ取りしようと思ったのだが
いざ買ってみたら質感が違いすぎて、これは中止。
更にオーテクが一度は修理を受けてくれることになり
ダイナ5555経由で預けたのだが
「やっぱりパーツが揃いません」となって返却されてきた。
20年も前の製品を修理受付しようとしてくれただけでも凄いことだと思うので
素直にソコは諦めた。

しかしなんと未だに消耗品部分は売ってくれるので、入手した。
ちなみに「ATH-M7PRO」はもう部品型番が消えていて
「ATH-M7PROa」は下記が現存。凄いナー
・イヤパッド HP-M7PRO A
・サブパッド 型番不明

パッドはATH-PRO5のもの(HP-PRO5)と
微妙に質感が異なる気がする
が、
古い為なのか、それともゴムコーティングされてる為なのかは不明。
サブパッドは200円以内と超安いが、ホントにただのウレタンの輪っか。


というわけで、まずはサブパッド。
下記写真、ユニットの周りの黒っぽい部分に輪っかを貼るだけ
(写真は古いサブパッドを剥がしてある)
ATH-M7ProA_080206_2.jpg

終わったら普通にイヤパッドをつけて完成。
やっぱPRO5のと質感が違うように感じる・・・
ATH-M7ProA_080206_1.jpg

ヘッドバンドの表皮は全て剥がれ落ち、
ケーブルもゴムがベトベトになっているが、機能面では復活。



で、聴いてみた。
単なる細い輪っかであるサブパッド、効果はかなりある様子
変な中域のピークが薄まった。
(オーテク的なあの中域の張り出し、艶とかいうやつ)。
メンテ前は全部剥がれ落ちてたもんなぁ。

帯域バランス自体はやはり優れていて、
PRO5のような低域の盛り上がりはない。むしろ薄めなぐらい。
でもやっぱりユニット本体がもうご老人なので
色々とナローな音になっちゃってるのは仕方がない。
その代わり聴きやすいんだけども・・・・

ちなみに、モニター系はその後
MDR-V6MDR-CD900STK240Studioと進んでいて
音質面でもデザイン面でも装着感でも、勝負にならない。


まーでも神様(冒頭参照)だからね。路傍の石にも神はおわす(笑)
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KENWOOD KH-K1000

 2009-01-31
密閉型ヘッドホンはATH-W1000が好きになれないのでまだ模索中だが
前から欲しかったKH-K1000を買ってみた。癖が非常に少ないという噂。


KH-K1000

KENWOOD
¥25,290-


【購入前、店頭での簡易試聴】
・よく比較される(らしい)ATH-A900は、中域の色づけと低域の少なさを感じた。
・もう一つよく比較される(らしい)AH-D2000はドンシャリに感じた。
・要するに3機種ではKH-K1000が一番フラットに感じた。
・でKH-K1000を買った。


【質感・装着感・音漏れ】
・なんだか妙に安っぽく見える。
・プラスチック部分の処理が下手くそだからだと思われる。
・ゼンハイザーとか研究すればいいのに。
・手に持つと重量感があるので安っぽくはない。

・側圧は弱め。
フリーアジャストのバネが弱すぎ。ずり落ちそうになる。
・これもAKG K240やK701をもっと研究するべきと思う。

・遮音性は、密閉としては並。
・音漏れも同様。


【周波数帯域・音の伸び】
・若干低音よりだけど、凄いフラット。
密閉型のフン詰まり感が殆ど無い
・オーテクのようなボーカル帯域の持ち上げ(個人的には好かない)、などをしていない。
・Ultrasoneのように中音域が引っ込む感覚もない。
・とにかく変なピークやディップが殆ど無い。
・サ行(歯擦音)は全く刺さらない。
・ほんの少しだけ、高域に金属臭がするときがある。殆ど気にならない。

・上記の代わりに、特徴が殆どない。
・AKGのように高域が繊細に伸びるわけでもなく
・ゼンハイザーのように音がかなり伸びるわけでもなく。
・普通に音の伸びやかさはある。


【分解能・解像度・混ざり方】
・分解能はそこそこ。ER-4SやK701程のキングではない
・低域分解能もそれなり。悪くはないが聴き取るのに集中が必要な程度
・音の混ざり度合いもそこそこ。HD595のような気持ち良い混ざりほどではない

・突出した部分がない。
・そして、悪い部分も全くないのだ!


【音場】
・ささやかな程度に、広め。
・これまた突出した世界ではない。

【ジャンルの得手不得手】
・ピアノ曲、小編成から大編成クラシック、全部さらりとこなす。
・ロックもテクノもメタルもさらりとノリが良い。
・ファンクもさらりと。
どんな曲でも良い音で鳴らす。
どんな曲でも目の覚める感動はない。そして落胆することもない。


【総論】
・「超」優等生。欠点が殆どない。スーパーオールマイティー。
・しかし天才ではないので、突出した部分もないのだった・・・・・・
・これはつまり空気とか水みたいな機種なのかな。
・1台持ってて損はない。一家に一台味の素!

・欲を言えば低域の分解能をもっと上げれば、更に優等生の星になれる。





では他機種比較

【比較:K701】
・分解能はK701の方がずっと上
・高音の繊細さ、伸び、ボーカルの美しさ、全てK701の圧勝。
・しかしK701は低域に弱点があるので、そこはKH-K1000の勝ち。
・K701にはジャンルの得手不得手があり、得意分野はK701が圧倒的に美。
・でも不得手がないのがKH-K1000のいいところ。
・聴き疲れはK701の方がずっと少ない。低域の違いか。

【比較:K240S】
・高域分解能はK240S。
・K240Sは中高域の線が細い。
・低域分解能はKH-K1000。というよりK240Sはボワつく。
・上下の帯域のエンドはK240Sの方が伸びていると思う。
・K240Sも不得手は少ないが、クラシックは苦手。
・不得手がないKH-K1000以下略

【比較:K420】
・K420の方が高域は少なめ(だが繊細感は上)
・K420の方が低域が多く感じる
・K420の方が密度感が高い(開放型なのにどういうことじゃい)
・でも、どっちもオールマイティー系です。
・薄味KH-K1000 vs ちょっとだけソースかかってるK420

【比較:W1000】
・全帯域分解能で圧倒的にW1000。高域の美しさもW1000。
・でもW1000は低域が少なすぎる。
・W1000は中域の張り出しで、ピアノ曲が超不自然になる。
・W1000は高域に色づけがあり、金管や木管がとても艶やか。
・W1000はタイトな音で分離が良い。KH-K1000は普通。
・聴き疲れはW1000の方がする。色づけのせいか。

【比較:HD595】
・分解能は似ているが低域はHD595の方が高い。
・HD595は音を加工している感があり、得手と不得手が凄く出る。
・殆どのジャンルはHD595の得手ジャンルで、KH-K1000よりずっとノリが良い。
・しかし僅かな不得手ジャンル(ヘビメタ)で・・・・・
・音場も、HD595はサラウンド系の加工感を感じる。KH-K1000は何もしてない。
・聴き疲れはHD595のほうが少ない。

【比較:SRS-3000】
・SRS-3000の方が高域は耳に優しく伸びる。
・中域はにたようなものだが、SRS-3000の方が美しく鳴る。
・低域はKH-K1000の方が量が多く、解像度は逆に低い。
・全体的な分解能はSRS-3000の方がずっと上。
・聴き疲れはSRS-3000の方が少ない。

【比較:ER-4S】
・ハイエンドの伸びは、BA型のER-4Sの方がもちろん限界を感じる。
・しかし分解能や音のバランス、タイト感、音場のソリッドさ、全てER-4Sが上。
・低域はもちろんKH-K1000の方が多いが、タイトさがあまりない。
・聴き疲れはER-4Sの方が少ないが、耳の穴が痛くなるからねぇ・・・


そんなところで。
これ、ほんと特徴無いけど、その分一番使いでがありそうだな・・・
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Superlux HD681 (AKG K240もどき)

 2009-01-29
共立のブログに、なんだかとても香ばしい商品が載っている。
ワタナベ楽器でも扱っている。

HD681

Superlux
¥1,980-

型番がゼンハイザー臭さ満開だが、
それどころかこれは何かに激しく似ている・・・
AKG K240シリーズに似すぎてませんか?
(下記は現行のK240mkII)

K240mkII

AKG
¥17,500-


メーカーはドメインを見る限り台湾にあるらしい
なんか他にも胡散臭いのが一杯。
最近、台湾でコピー商品というのは聞かなくなったところなので、
これは興味深い。




そういうわけで衝動的に買ってみた
大阪圏から離れていたので通販購入。
(上記共立のブログ経由でも通販可能)
サクサク届いたので、手持ちのK240 Studioと一緒に並べて撮影。
K240S-HD681_090129a.jpg
K240S-HD681_090129b.jpg
なにこの双子。面白すぎる。



笑っているだけでは面白くないので、ちゃんと比較。

【質感・装着感他】
可動部の構成は同じ。フリーアジャスト機構も同じ。
しかし値段が10倍近く開いているため、
流石に全パーツの質が全く違う。
パッドも似てはいるが別モノ。縫製や成形のランクが違う
互換性はありそうだが・・・こんなのK240につけたくない(笑)

装着感はほぼ同じ。側圧も同じ。
音漏れも大体同じだが、K240Sの方が低い音中心に漏れる。


【音質】
別モノなのだが、似せようとしたのかもしれない跡が少し。
弱いドンシャリ(ややシャリ強し)という風情です。

高域:
どちらもサ行(歯擦音)が刺さらない点が共通。
K240Sは繊細に伸びるのだが、
HD681には流石に伸びないし、繊細さも全くない。
代わりに量を増やしている感じで、
結果として少し太めの高域(なんじゃそら)に感じる。
ちなみに、曲によってはかなりシャリつくので注意。

中域:
HD681はごく普通。K240Sは細い。

低域:
相当違います。
K240Sはボワついた低域で、量も多めだが
なんとHD681の方が締まっていて分解能が高い
量も比較すれば少なめ(それでも弱ドンシャリの範囲)。
実際、HD681はベース音がハッキリ聞き取れる。
ただし、腰が座ってない感じがするというか、安易な感じがする。
(周波数的にはK240Sの方が下まで伸びてる)。
 
分解能と解像度:
高域と中域はK240S。低域はHD681。
但し表現力はK240Sがずっと上で、
たとえばアコギの箱鳴りとかはHD681だとショボい。

音場:
K240Sは狭い(中心より)。HD681はごく普通。

レンジ感:
流石にK240Sの方が上。HD681は上下の端が伸びてない感覚。
それをドンシャリ味付けで補っているように思う。


【総合】
やっぱり地力は全然違う、、、のは仕方ないが
HD681は狭いレンジの中で上手くまとめていると思う。
シャリつきが気になりはするが
価格以上には頑張ってるのは間違いない。


「2000円」で買えるところを考えると、
結構良い機種ではないかなと思う。
この価格帯に開放型なんてないしね。

もちろん、K240の音を僅かでも期待して買うと痛い目を見るが・・・・・
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AKG K181DJ

 2009-01-23
Type Pの記事をあと一つ書いてないが、いつものヘッドホンの記事を割り込み。

どうも最近AKG好きだと自覚した(除く:K324PなどのOEM)ので
密閉型探しもAKGで行ってみる事にした。

今足りないのは密閉と低音系。
密閉はW1000が全く望み通りでなかったし、
低音はXB700e9も望みと違う。

ER-4Sと同じ音を密閉でも追求するのは暫く休止して、
とにかく「密閉と低音」で攻めてみることにした。
というわけで、買ってきました低音大臣K181DJ。

K181DJ

AKG
¥23,800-



【質感・装着感・音漏れ】
・手持ちのAKGにはない、ソリッドな質感。ヘッドバンドが太くて格好いい。
・ちょっとデザインは子供っぽいけども。
K240S、K702などと同じく、着脱式ミニXLR端子ケーブル
・このケーブルは・・・DJかスタジオユース想定ということか?
・低音コントロールスイッチ(LARGE/SMALL)が付いている。音の変化は後述

・側圧は若干高め(密閉だし)。
・イヤーパッドは耳が痒くなることもなく良質。K240Sと似てる。
・装着感は悪くない方。オーテクATH-PRO系よりしっくりくる。
・でも長時間はちょいと辛いか。耳たぶが痛くなってくる。

・密閉型としては、音漏れは若干する方。電車で使うのはちょっと微妙。


【周波数帯域・音の伸び】
・高域:バッチリAKGテイスト(決して耳に刺さらず、でも伸びる)。若干弱め(K420よりは強い)
・中域:AKGの中では伸びている方に入る。K420ぐらい。
・低域:(LARGE)はモリモリ。密閉の詰まった感が多少出る。特定帯域を特に強調する。
・低域:(SMALL)はかなり自然になる。密閉感が減り、特定帯域の強調が消える。
・低域:自然と言っても特定帯域強調が消えるだけなので、低域が強めなのは変わらない
・低域:締まりは、普通。タイト過ぎない程度にしてある様子
・低域:強調される特定帯域は、Tranceのバスドラとピタリ一致している。

・LARGE時は凄い押し出し感だが、耳が疲れる。
・SMALL時は、K420をそのままスケールアップした音になる。これは素晴らしい。


【分解能・解像度・混ざり方】
・分解能は低くないが、K240以上ではない。
・良く混ざる。

・周波数帯域の影響で、特定の音に対する分解能が高い。キラキラ系シンセパッドとか。
・その手の音はER-4SやSTAXだと傾注しないと聞こえないのに、
 K181DJだと思いっきりはっきり聞こえる(時がある。絶対的能力という事ではない)
・同様の現象はHD595にも発生しています。


【ジャンルの得手不得手】
・Classicは低域の力で大編成の迫力が良い。SMALLを強く推奨。
・Jazzはちょっと低域出過ぎ(50'sなど)
・Funkは歯切れ良く低域も高域も素晴らしい。SMALL推奨。
・TranceはLARGEにすると4つ打ちバスドラが五月蠅すぎるが、SMALLにすると最高。
・HardRockは迫力とスピード感両方出て相当良い。LARGE/SMALLは気分で。
・HeavyMetalも同上。LARGEにすると上手いドラマーのテクとかよく分かって面白い。
・POPSもノリが良くてかなり良い。刺さる曲も優しくフォロー。SMALL推奨。
・なんだかけっこう万能選手だなおい。

一つだけ例外がある。Eric Claptonの超名曲「Layla」を聞いたら
ビビリ音(古い録音なのでバスドラに入ってる)が例を見ないほど強調され
気になって仕方がなかった。滅多にそういう曲は出てこないので、問題ないが・・・。


【総合的に】
AKGに共通する「痛くないのに伸びまくる高域」はちゃんと備えていた。
その上で押し出しの強い音に作り上げてある。
しかも聴き疲れしにくいときた。

低音ばかり取り沙汰されるが、
実は総合バランスでも素晴らしい機種じゃないかと。

全体としてK420のスケールアップになっている。
ただ、あの開放感だけはどうあがいても無理だけども・・・・
iPhoneなんかでも十分鳴らせることも共通してるんで
その辺からのステップアップに最適じゃないかと思う。



では他機種比較!

【比較:K420】
・殆ど上で書いたが、「大体そのままスケールアップ」になっている(SMALL時ね)。
・K181の方が、やや中域と高域の押し出しが強い。
・逆に言えばK420の方が優しい音で、聴き疲れがよりしにくい。
・K420はとても開放感のある音で、ここだけはK181DJでは無理。
・装着感はK420の方がいい(小さいし側圧弱いしスポンジパッドだし!)

【比較:K240S】
・K240の方が押し出しが非常に弱いので、線がとっても細い。
・そう感じるのは、中域の押し出しに強力な差があるからか?
・高域はK240Sの方が強め+伸びる。
・高域の影響で、XLRリケーブル効果が高いのもK240S。
・低域の量だけでなく締まりもK240Sの方がない(その代わり柔らかいのだ)
・解像度は流石にK240Sの方が高い。
・正しいバランスも多分K240Sかなぁ
・聴き疲れは圧倒的にK240Sの方が楽。相変わらず手持ち最強。
・装着感もK240S。側圧弱いのと頭頂部の違和感が「一切」無いのがミソ

【比較:K701】
・クッキリハッキリスッキリK701。
・解像度や開放感、繊細さでは勝負にならない
・低域の強さと、全体の押し出しはK181DJの方が圧倒的。
・というかK701系は完全に別系統の音。
・装着感は、頭頂部はK181DJ、側部はK701。
・変な例えだが、K701は冬の星空。K181DJはマッチョマン。
・高域の基本部分だけは、ちゃんと似てるけどね。

【比較:Ultrasone e9】
・解像度や低域のタイト感ではe9の圧勝。
・でもe9は高域が荒れまくってる(そして刺さる)ので、そこはK181DJの圧勝。
・中域が引っ込む感覚のe9に対し、K181DJは逆に押し出してくる感覚。
・低域のフン詰まり感もK181DJの方が大分少ない(LARGEだと差が縮まるけどね)
・全体的に、超高解像度ドンシャリe9 vs 柔和に押し出しまくるK181DJとなる。
・装着感はK181DJ。側圧その他は似たようなもんだが、頭頂部がねぇ。
・音漏れと遮音性は圧倒的にe9の勝ち。
・ロックの迫力って意味だと、方向は違うけどレベル近いかな

【比較:ER-4S】
・解像度とフラットさ、タイト感はER-4Sの圧勝。
・でも低域のパンチはそりゃK181DJですね。
・K181DJは特定帯域の音が聞き取りやすくなるので、解像度低いわけでもないが。
・中域の楽しさはなんか近いモノがある。不思議。
・どっちも高域が「痛くない・伸びる方」なのでそこは共通。

・ER-4Sユーザーが低域欲しいとき、意外と違和感なく使いこなせるっぽい。
・中高域がER-4Sユーザーにとって「まぁ許せる」範疇に入ってるのがミソ。


以上!
やべーお気に入り機種がAKGばっかりになってきた
いっそK450も買うか。
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Audio-Technica W1000

 2009-01-20
前回ATH-Pro5の音を聴きながらふと思った。
今までオーテクは嫌らしいキンキン音という前提で避けてきたが、
AKGのように、上のラインは全く異なる世界を描いているのでは無かろうか?

というわけで試しに一つ買ってみました。木のヘッドホン、ATH-W1000。

ATH-W1000

Audio-Technica
¥33,857-


【ごく簡易的な試聴】
実は最初GRADOを買おうと思っていたのだけど、試聴したら全然望む音と違うので
オーテクに走ってみた、、、というのもある。

W1000と同時に試聴したのは、W5000 / A900 / A1000 / A2000。
その中でA900は音が籠もり気味でパス(値段が違いすぎるけど)
A1000/A2000は高域が金属臭を感じさせ、また低域があまりにも弱すぎてパス。
W5000は、W1000より低域が弱く感じたのでパス。

で、あとで知りましたがATH-W1000は5年ぐらい売っている機種なのね。
そろそろ新機種の噂があるみたいだけれど、
この世界新しい方がいいとは限らないので気にしない。



というわけで感想

【質感・装着感・音漏れ】
・木製ハウジングがマジで美しい
海外勢と比較にならない質感の良さ。流石国内メーカ。
・K701とかe9が悪いとはいわないが。
・プラグまで木なのはやり過ぎ。
・後の機種はひとつも木のプラグを使ってない(学んだらしい)。

・装着感はかなり良。
・重さも感じない。
・上記、オーテク独自の機構が確かに効いてる。
・しかしこの機種も微妙に耳がかゆい
・かゆみは個人差あるはずだけど、私はオーテク合皮と毎回相性が悪い。

・遮音性は、密閉型としてはあまり良くない。側圧弱いからか
・音漏れも同様。
・とはいえ、当然開放型よりは遙かに防ぎます。K701とかSTAXとか(笑)


【周波数帯域・音の伸び】
・全体的に、高域に支配される。

・高域は伸びる。がAKGなどと違って若干色がついている感じ
・それが華やかさと表現されるのだろう。
・サ行(歯擦音)はe9の様に刺さりこそしない
・しかし、そこが凄く気になってしまう強調の仕方をする。
・ここはエージング進めると改善の可能性があるので、後日追記予定。

・中高域に独特の張り出しがある。女性ボーカル帯域。
音量を上げると、そこから破綻する。
・この特徴は古のATH-M7PROaと共通している。
・多分オーテクカラーか?

・低域は超弱い。
・視聴した他の機種より強いはずなのだけども・・
・K701より、STAXより、ER-4Sより弱い。笑っちゃいました。
・その代わり、密閉型の詰まり感が全然ない
・低域の解像度自体は非常に高い。ベース音を採譜可能。

2008/01/23追記:
その後、高域の歯擦音は若干改善した。
中域は相変わらずだが、人間側の慣れ(耳エージング)で我慢できるレベル。
低域量は若干増えて、K701より少し多いぐらいに改善。



【分解能・解像度・混ざり方】
・中高域の分解能は、ちと低め(K701やSTAXと比較しちゃってるからか?)
・その割に上手く混ざりきらない感じがある。
・なんか少し団子っぽい
・しかし、低域は良く分離してる。


【音場】
・ちょっと耳に近すぎないですかね?
MDR-CD900STみたいに耳に張り付く、という程ではないけど。
・でもクラシック以外では無視していい話。


【ジャンルの得手不得手】
・Classicは華やかさが最大に強調され、実に良い。大編成は迫力が欠けるけど。
・Jazzはちと華やかすぎる。サッチモとかもう少しオールド感出して欲しい。
・Funkは若干低域が物足りないが、華やかと締まり感で良。
・Tranceは低域がタイトなので良。当然、量を求めると死ねます
・HardRockはタイトだけど低域があまりに少なすぎる(エージング後は改善した)
・HeavyMetalも同様。
・POPSは、独特の中域張り出し感がちょっと・・・GARNET CROWとか微妙・・・


【総論】
なんというかER-4S基準にすると、一応方向性は似てる。
でも全体的にちょっとレベルが低めというか
AKGやSENNHEISERと比べて、音の纏め方が未熟に感じる。
「解像度」x「混ざり感」の掛け算した値が低いような。

なにより、この機種も「中域の独特の張り出し感」が気になる。
私だけかもしれないが、この変な感じはオーテク特有に思う

密閉だという一点で魅力があるんだけどね。




他機種比較。高域がウリなので、そこで比較できる奴らを。

【比較:SRS-3030】
・SRS-3030の方が音綺麗に伸びます
・SRS-3030の方がまとまりのある音。
・SRS-3030の方が低域の力がある。
・W1000の方が中域張り出すのに、SRS-3030の方が綺麗に伸びる罠
・高域の刺激感だけがW1000が強い。

・遮音性と手軽さ以外で全部負けてる
・あと風呂上がりにSTAX使えないから、そこに存在意義があるか

【比較:K701】
・解像度も音のまとまりも、W1000の負け。
・刺激なく伸びる高音でも負けてる。
・低域解像度はW1000の勝利。
・でも低域量が少なすぎてK701にやっぱり勝ててない

・装着感は、K701とちがい頭頂部が痛くない。でも耳当ての質は凄く負けてる
・究極音漏れ大臣でもよければ、絶対K701。

【比較:e9】
・e9みたいな「密閉型のフン詰まり感」がまったくない
・もちろんe9みたいなドンシャリでもない。
・そのかわり、エネルギー感では惨敗。
・高域はe9ほど暴れてないので良い。
・中域はe9より悪い。変な張り出し感のせいです。
・低域はe9の「超高解像度ドンシャリ」に勝てるはずもなく。

・遮音性・音漏れでも負けてる。
・でも聴き疲れしないのはW1000。

【比較:ER-4S】
・解像度・質ともに負け。
・W1000には色が付いているので、それが生きると勝ちます。
・クラシックのオーボエとか。色艶がでているというか。
・それ以外の全ジャンルでER-4Sの方がずっと良い。

・装着感はそりゃW1000の方が圧勝



因みに上記に書きませんでしたが
オーテクのサポートは最高のレベルだと思います
古い機種のサポートや姿勢が素晴らしい。
普通の人には関係ないけど、
営業体制や姿勢もソニーの100万倍良いです(昔の経験で)。

でも音が・・・音がなぁ・・・・
まだまだ音のポリシーが確立出来てないんじゃないかと思いました。
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Audio-Technica ATH-PRO5

 2009-01-11
とある目的のため、ダイナミックオーディオ5555で購入。
突然の安物買いだが、音を聴くためではなく、
ある目的のためにゲット。

オーテク買うのホント久しぶりだなぁ。
15年以上も生産が続いているスーパーロングセラーなので
一応音も聴いてみましょうか。

ATH-PRO5

Audio-Technica
¥4,800-


【質感】
随所にコストダウンが。
ハウジング関連のプラスチック材質が安い。ヒケがある。
ヘッドバンドもコストダウンでビニールっぽく、肉厚も薄くなった。
ケーブルのハウジング取り付け部も安っぽくなった。
更にシール類が殆ど取っ払われている。
寂しいな。(何と比較しているかは最後に

まぁでも価格が1/3程度(これも最後に)なので、これは仕方がないというか
5000円としては十分と思う。

【装着感】
側圧は少し高いが、頭頂部は全く気にならない。
イヤーパッドは、なんでか耳がかゆくなる。
これは20年前から同じ。人によると思うが・・・

【音質】
・近年のオーテクと全く異なる音質。
・ぶっちゃけローファイ。
・高域にかなりの籠もり感が。しかしサ行は全く刺さらない
・中域はまぁ埋もれてない方。
・低域は非常に特徴的な世界を描き出す(後述)。
・解像度はもちろん低い。

・低域はなんというか、シンセのベース音だけを特別に選び出し、増強した音が出る。
・どこかに曲げてでもこの低域を捻り出すとあったが納得。
・なんと、生楽器にはそういう効果がない。たとえヘビメタでもロックであっても。
カセットテープの音を気持ち良く聞けると思う。なんというか凄い独特な世界

【ジャンルの得手不得手(特殊編)】
今回はこの「おもしろい低域」を捻り出せるかどうかという視点で。
・POPS 大抵全部がシンセベースなので、効果が出る。
・ROCK 日本・アジア系はシンセっぽい加工がしてあるので効果大。
      ヨーロッパ系は生楽器っぽさを残してあるので効果が薄い。
・METAL 同上
・HIPHOP 効果大。近年のは高域が無理矢理伸ばしてあるので、凄くいい!
・TRANCE 効果大。
・FUNK  シンセベースぽくしてあるのは効果大。キャンディー・ダルファーとか。
・JAZZ  もちろん効果無し
・CLASSIC もちろん効果無し

今時の世の中はシンセベースばっかりなので、結構楽しいかもしれない。

【総論】
値段を考えたらかなりヨロシイのではないでしょうか。
20年近く前の音なので、今とは全く傾向が違うのだけど
これはこれでアリだなと思わせる個性がある。


【MDR-XB700との比較】
XB700の方が装着感がずっとイイ。
XB700の方が質感がずっと高い。
XB700の方が現代的に高域が伸びる。
XB700の方が締まりがあり、かつ量感に溢れる低域を出す。

しかし音楽としてのバランスはATH-PRO5の方が優れており、
低域以外も含めた「纏まった音楽」として聴かせる能力が高い。
要するにXB700は不得手がありすぎて、バランスが悪いと言うこと。

20年後にXB700が売られているとは思えないけど、
PRO5は・・・多分売られているんじゃないのかこれ。


【本来の目的】
20年前の機種、そしてATH-PRO5の元になった機種である
ATH-M7PROaの修理パーツ取りのためにわざわざ買ったのでした。
詳しくはオーテクの開拓史を参照。ぶっちゃけPRO5よりずっとパーツのグレードが高いです。

この修理についてはまた次回。
ATH-PRO5_M7PROA_1
ATH-PRO5_M7PROA_2
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ER-4Sと同じ音がするヘッドホン

 2009-01-08
「ER-4Sと同じ音がするオーバーヘッドヘッドホンを探す」という目的について
前回買ったSTAXで、ほぼ達成できる目処が付いたので一旦整理。

最初に注意:
今回はEtymoticの音と「同じ音を求める」がミソなのであって
あの音に何かを足したい、引きたい、という場合は完全に役に立ちません。
要するに、すんごく狭い嗜好を追求するという話。

#じゃあER-4Sのままでいいじゃん、というとあれは耳穴が痛くなるので、
#もっと気楽に家で聴けるのがホシイヨねと。


ちなみにER-4Sは今普通にこのぐらいの値段。安い。
並行輸入だともっと安いが、国内の2年保証を考えるとちょっと手を出しづらい。

ER-4S

Etymotic Research
¥26,900-




で、結局色々試して現時点ではAKG K701STAX SRS-3000がER-4Sに同じ音と思う。

K701

AKG
¥39,800-


SRS-3000

STAX
¥53,898-



というわけで重箱の隅をつつくような比較
しつこいけど
音質については1機種づつしか持ってないなら完全に無視していい
という程度の違いです。
しかもいつもより更に個人の偏った嗜好が混ざってるので・・・・話半分で。

【AKG K701】
・周波数:高域が強く感じてしまうことがある。
・周波数:ほんの少し低音が弱く、締まらない。
・伸び:恐ろしいことに、少し音が詰まっている(中域が引っ込んでいる)と感じてしまう。
・伸び:ER-4Sより上下の帯域は広いため、少し開放感がでる。
・音場:一番自然に「広がる」。
手軽さでは3機種中最高。STAXの様に扱いに気を遣う必要がない。
・音漏れも最高なんだな・・・

【STAX SRS-3000】
・周波数:音が少し丸く感じる(高域が少し弱く分離度が少し低い)
・周波数:低域が一番強い。分離度はK701より少しよい程度(ER-4Sより劣る)
・伸び:一番中域が伸びやかで、スケール感が大きい。
・音場:よくわからない(はっきりしない)様になる。これはこれで溶け込むようで良い。
・自然な鳴り、という点で3機種中最高に気持ちいい。
手軽さは最低。ヘッドホン自体の扱いにも気を遣う。
・音漏れは普通の開放型レベル。
・試聴レベルだが、最上位機だと次元が上に変わる可能性が高い。30万円。

【Etymotic Research ER-4S】
・周波数:高域も低域も中域もK701とSRS-3000の中間。つまり一番フラットに感じる。
・周波数:17kHz以上が出ないので、開放感が一番低い。
・伸び:これも3機種のなかで中間。
・音場:ソリッドに決まる。どこから鳴ってるかよく分かる。
・一番ソリッドな分離解像度。
一番ぞんざいに扱ってよい(丈夫)
体調が悪いとホントに耳穴が痛くて耐えられない
・風呂上がりに使えない(耳穴に水がたまっているから)
・音漏れはもちろん皆無。耳栓。
・ポータブル環境でも使えるのはこれだけ。意外と貧弱な環境でも行ける。


【総論】
手軽さと高域を求めるならK701。
スケール感が欲しいなら、一気に扱いが面倒になるがSRS-3000。
どんな体調でも耳穴に問題はない!風呂上がりでも無視!ならER-4Sだけでいいかな。






【オマケ:その他未知の機種】
ここから下はER-4Sとか関係無しで検討している機種群。
雑誌やちょっとした試聴、あと2chの書き込みから。

・STAX SR-007A+727tA
 →試聴した限り高域特性と解像度に著しい改善がある。
 →アンプでかすぎ!なんだこのでかさは。
 →価格も著しく次元が・・・悩み中

・DENON D7000
 →試聴した限り、e9程ではないにしろ密閉型の「詰まってる感」があるので買いたくない。
 →Etymotic信者じゃないなら買ったかもしれないが・・・

・GRADO 機種不定
 →サ行が刺さるという書き込みが散見される。つまり今回の3機種よりは高域が荒れているはず
 →だが熱烈なファンがいるので、そうと一概に判断できない。試聴してみるかな。
 →機種はまた色々勉強してから絞り込むとして。

・KENWOOD KH-K1000
 →これも10分ほどCD持ち込みで試聴してみた
 →密閉型の詰まった感がほぼなかった。ちょっとイイ。
 →ほんのすこし金属的なキンキン音がする瞬間があったが、「刺さる」感は皆無。
 →帯域は低域より(ってER-4Sと比較すれば、ですよ?)で悪くないか。
 →解像度は低めだったが、聞きやすそう。
 →密閉型自体は、一個「これ」というのが欲しいし、安いので買うつもり

・SONY MDR-EX90SL(LP)
 →ディスコンになってから欲しくなってしまうバカッぷり
 →ちゃんと音楽的に楽しいCD900STだというのが本当なら、結構いいと思っている
 →どこで買えるのか。サウンドハウスで国外モデルを3週間待ちするか?
 →試聴できないけどまぁいいか・・・

・SENNHEISER HD680
 →春までに発売されるだろうか。
 →ゼンハイザーはもう何もかもが違う方向なので、逆に1台あってもいいかなと。
 →HD595が良かっただけに。あの魔力は面白い。

eyesoftsさんに頼んでるUSBDACヘッドホンアンプ(特殊)
 →これはヘッドホンじゃないけど・・・・
 →買うのが最初から確定済(わざわざ作ってくださいと頼んでいる)
 →FireFace400 + HPAの環境が(リスニング限定で)リプレースできる予定。
 →納期完全未定・価格未定。内部仕様は完全お任せモード。つまり趣味度MAX。
 →忘れた頃に進捗メールが来るのがまた趣味的で最高に楽しい。
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STAX SRS-3000

 2009-01-04
前回買ったAKG K701はそこそこ良かったのだけど、やはり低域が弱々しいので不満が解消しない。
Ultrasone e9は分解能こそ最高だが、耳に痛い音がするのと、音が詰まりすぎててやはり不満。

というわけで、HD650を買おうと思っていたのだけど、試聴したらこれもなんだか違った。
要するにER-4Sと同じ分解能・伸び・締まり・空気感を全て満たす機種はいままで一つもなかった。
ので・・・・・遂に手を出してしまった。最終兵器STAX。


SRS-3000

STAX
¥53,898-


STAXはアンプを必ずセットで買う必要がある(セット商品がある)。
セットランクは下から2050A / 3000 / 3050A / 4040A / 007A+727A(or 007tA)。
店で試聴したところ、一番上の007Aは凄かったのだけど価格も桁違いなので除外。
それ以外を聞いたところ、3050A / 4040A は音が華やかだけど低域が弱い。
結局2050A / 3000から選ぶ。2050Aは若干だが3000より低域が弱いので、結局3000を買った。

先に結論から。遂に来た。Etymoticと同じ音だ・・・・

以下、RME FireFace400に繋いでの感想。

【装着感】
・外観に反して悪くない、というか相当いい。
・Ultrasoneのように重さを感じることもなく
・K701のように頭頂部の違和感もなく
・CD900STやK240Sのように堅さを感じることもない。
・HD595のベルベットな快感とまではいかないが、実に自然な装着感。

【使い勝手】
・ヘッドホンアンプとセットで使う必要があるので、決してよくはない。
・入力がRCAピンなので、個人的には面倒くさい。標準プラグが欲しい。
・上級機はXLRがある

【音漏れ】
・開放型なのでそこそこ漏れる
・しかしK701みたいに「だだ漏れ大臣」という程ではない。
・HD595やK240S程度。頑張ってる方におもえる

【周波数帯域・音の伸び】
・音は滅茶苦茶伸びる。K701と近い。上位機はK701同等だった。
・高域は美しく伸び、サ行(歯擦音)が刺さらず、非常に宜しい。
・しかし家で聴くと少しだけK701などに劣っている。エージングで改善を期待中
実はバッチリ低域が出る。しかも超締まってる
過去最高に、ER-4Sに近い。少し大口径にしたような感じ。
・K701に節度ある低域をプラスした感じとも言う。

【分解能・解像度・混ざり方】
・かなり分解能は高い。最上位クラス。
・しかし混ざる方を少し優先している。
・ER-4SやK701の様な「分離しまくり」という感覚は少し薄い。
・多分上位機(3050A)だと分離性にすこし振れるのじゃないかと思うが・・・

【音場】
・K701の用に広がらせてるわけでもなく、HD595のようにサラウンド魔術なわけでもない。
・K240Sの様に中心に固まるわけでもない。
・つまり、ごく普通。

【ジャンルの得手不得手】
・大編成クラシックはK701よりはまともだが、やっぱりスケール感が弱い(低域の量が勝負だし)
・50'sJAZZは気持ち悪いぐらい昔の記憶がよみがえるというかなんというか。スピーカーの感覚。
・Funkはかなり気持ちいいが、もう一歩歯切れの良さが欲しいか(上位機?)
・POPSは文句なし。バンド系からピコピコサウンドまで何でもこい。歯切れが最高に良いのに痛くない。
・Tranceもいい。タイト感が素晴らしい。
HardRockとメタルが凄くいい。タイト感とスピード感と手数の多さをバッチリカバー。

・Etymoticと殆ど同じ傾向。伸びる中高域+超締まった低域+音を潰さない。
・Etymoticより少しだけ音が太い(!)
・つまり不得手がない

【総合的に】
・終着点と言われるだけのことはある
・しかし上位機が欲しくなる恐怖
・終着点じゃないじゃん(笑)




ここから他機種比較
【比較:Ultrasone e9】
・密度感はe9。エネルギー感もe9。
・逆に言えばe9は寸詰まった感じで、聴いていて疲れる。
・低域の量はe9。締まりもe9なんだけど寸詰まり感が・・・
・e9は音が痛い。変なところにピークがある。
・しかし絶対的分解能ではe9の方が高い。
・若者にはe9の方が良いと思う。密度感は大事でしょ。

【比較:AKG K701】
・分解能は似たようなものだが、少しだけK701が高め
・高域の伸びはK701
・低域の質・量では圧倒的にSTAX(SRS-3000)。
・繊細さはいい勝負
・STAXあればK701要らない。

【比較:AKG K240S】
・K240Sの方が低域量はあるが、ボワボワ。
・分解能も当然STAX。
・高域の聞きやすさは同じぐらい。
・しかしなんと聴き疲れしないのはK240Sなのだ。
・といってもSTAXもかなり聴き疲れしにくいわけで、K240Sが異次元といってもいい。
・恐るべしAKG。

【比較:SENNHEISER HD595】
・伸びやかさはいい勝負
・解像度・高音の伸び・低音の量と締まり・いずれもSTAX。
・でもHD595のサラウンド的魔力・・以下略。
・方向性が違いすぎるので、好みのレベルに思う。

【比較:ER-4S】
・なんだか色々とそっくりな音。
・分解能は少しだけER-4Sが高い(けどSTAX上位機なら追い越すかも)
あの独特の伸びと締まりとスピード感が共通している
・ER-4Sは耳穴の違和感が凄いので、それがいやな人にSTAX。
・STAXは丈夫じゃないし外出に使えないので、そういう人にER-4S。

【比較:MDR-CD900ST】
・フラットさではCD900STと思う(がこれは私の耳が調教されてる可能性大で、参考外)
・CD900STは音が耳に張り付く。STAXは普通に広がる。
・分解能は・・・音の分析するにはCD900STかな。音楽としてはSTAX。
・なんというかCD900STは無機質、STAXは繊細で生きた音がする。



なんというかSTAX恐るべし。
007A + 727Aは25万を超えるわけだが、買っちゃう人の気持ちが分かる。
油断すると買いそうだ。
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AKG K701

 2008-12-20
前回K420を買ってあまりによかったので、AKGに対する見方を変えて
買ってみましたK701。

本当はゼンハイザー HD650が欲しかったのだけど、数年ぶりにHD680に変わるらしいので
とりあえず先にAKGを押さえてみた。

国内正規品は8万ほどするが、
昨今の円高もあって並行輸入品が半額ほどで買える。
流石にここまで値差があるとハーマンの正規品は買えない・・・・。

K701

AKG
¥39,800-



買って驚き、K240SともK420ともK324Pとも違う音がする。
というかAKG、機種ごとに音の方向性が全然違うんだねぇ。
ともかく感想を以下に。

エージング前だが、基本傾向は変わらないと思うのでそのまま表記

【質感・装着感】
・陶磁器のような質感・・・という程ではないが、非常に丁寧な作り。4万ならまぁ納得。
・K240Sと同じくセルフアジャスト機構が付いており、フィッティングはとても楽。
・ヘッドバンドの出っ張りが人によっては気になる様子(私は平気だった)

【音漏れ】
史上最高に漏れてる。スピーカーかと思った(笑)
・HD595やK240Sなどよりも圧倒的に漏れる量が多い、もうそのまま放射してる。

【周波数帯域・音の伸び】
・低域ブリブリと思ったが、逆に少ないぐらい。ちょっと驚いた。
・高域は大変美しく伸びる。しかもサ行(歯擦音)が刺さらない
・音はすごい伸びる。手持ちで最高に伸びてる。
・開放型だということを考慮しても無茶苦茶伸びている。
・全体的に、大変自然。小口径スピーカーのようなバランス。

【分解能・解像度・混ざり方】
・AKGの中では最高クラス。手持ちの中でもかなり上位。
・しかも良く混ざる。
・両方の掛け算で言えば最高レベルといってもいい。

【音場】
・AKGじゃないと思うぐらい、自然な音場が構成される。
・HD595やe9のような「作られた音場」ではなく、あくまで自然なレベル。


【ジャンルの得手不得手】
・大編成クラシックは、低域の量が勝負みたいなもんもあるので不向き
・ジャズはとても良い(特に50年代の録音とか、かなり楽しい)
・ハードロックは低域の量が足りず、といってER-4Sのようにタイトな快感もない。
・ヘビメタも同様。中域が出過ぎる感じになる。
・Tranceなどの系統は悪くない(ちょっと低域弱いが、ロックと違いタイト感がある)
・JPOPはかなり良い。
・女性ボーカルは恐らく最高によい(サ行が刺さらないのに高域が伸びるため)

・基本的にはどれも聴きやすく、伸びやかな音になる。

【総合的に】
ヨーロッパのスタジオからの引き合いが強くて、黒モデル(K702)を出したらしいが
確かにこれはそうだろうなと思える。
変な帯域増強はないし、装着感も良い、そこそこ分解能が高い、とくれば
長時間のミキシングに向いていると思う。

弱点は低域が少ないことで、音の迫力やパワーが失われ気味なことか。



こっから他機種比較

【比較:K240S】
・音のクッキリ感が異次元。
・K240Sが「ものすごく低域に支配されている」ように感じてしまう。
・しかもK240Sの低域は緩いので、曇った感じに聞こえる。
・音の開放感も次元が違う。
・音場はもともとK240Sが非常に狭いので勝負にならない。
・実は高域が繊細というポイントは共通している
・しかしそんなものは他の帯域の前では気がつかない程度の違い

・殆ど全ジャンルでK701の方が圧倒的に良い。
・でも、ロックとメタルだけは低域量のあるK240Sのほうが好適

【比較:K420】
・解像度と開放感と音場は圧倒的にK701
・でもパワー感はK420。低域がモリモリ。
・K420の低域はK240Sと違って締まりがあるのです
・音漏れはK420の方が遙かに少ない
・高域の繊細さは共通。

・なんとなくK420の方が「楽しい」。性能はダンチで負けてるんだけど・・・
・K420すげー優れた機種だなと思いました

【比較:Ultrasone e9】
・e9は要するにドンシャリ(ああ、ついにいってしまった)だが、こっちはナチュラルな伸び。
・e9は耳鳴りがするほど歯擦音が刺さる曲があるが、K701はまったく刺さらない
・分解能自体はe9の方が高い。耳コピにはe9か。
・低域の密度もe9の方が遙かに高い。
・しかし、音の伸びやかさでは圧倒的にK701。
・e9は密閉型故の「詰まった感じ」がある。それがエネルギー感にも繋がるのだけど。
・e9は若者向きか。K701はアコースティック楽器の演奏者が好みそう。

・ロックとメタルはe9、それ以外はK701
・1時間しか聴かないならe9、10時間聴き続けたいならK701
・e9は密閉型なので音漏れが少ないという点を忘れてはいけない

【比較:HD595】
・伸びやかさは良い勝負
・解像度はK701の勝ち。
・高音の伸びについてもK701の勝ち
・HD595のように「作った感」がないので、K701は変なところで不得手が出てくることがない。
・しかしHD595のサラウンドチックな音場には魔力があると思うので・・・・
・低域のパワー自体はHD595の方がある。
・実はHD595のほうが装着感が良い。パッド形状と側圧が違う。

・楽しく聴けるのは相変わらずHD595が最強。
・HD650(または発売予定のHD680)と比較してみたくなった。

【比較:ER-4S】
音の伸びやかさ、自然さ度合いが非常に似通っている
・でもK701の方がちょっと解像度低い(低域のタイト感がない)
・このためER-4Sと違ってロック・メタルが苦手分野になってしまう。
・音場は当然K701の方が自然に広がる

・ER-4Sは実は不得手ジャンルが一個もないので使い分けは微妙
・ただ、e9とER-4Sを併用するよりは、K701を併用する方がいい。
・理由は「疲れない割に聞こえ方が似ている」から。

【比較:MDR-XB700】
・ある意味で対極といっていい。
・低域に全てを掛けるXB700 vs 伸びやかさと繊細さのK701
・でもどっちも耳に刺さらなくて聴きやすいという強力な共通点を持つ

・この2機種の併用はありじゃないかと思った。私はその中間が欲しいけど。



以上。やっぱゼンハイザーも買おうっと。
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AKG K420

 2008-12-15
Everun Noteは現在ベッドサイドで使っているのだけど、そうなると寝転がって使えつつ
そのまま眠ってしまってもいいヘッドホンが欲しくなる。
そういう用途は聞きやすい方がいいのだけど、手持ちの中ではAKG K240Sが一番よかった。
しかしこいつはでかすぎて、首を横に出来ない・・・・・
またカナル系だとety8やer-4sでいいのだけど出っ張りが気になるし、
寝るときは違和感があるので却下。
というわけでヨドバシに行って物色。

【極簡易的な試聴】
狙い目は小型のヘッドホン。
まず国産コーナーで視聴したら、相変わらずキンキンする音だったので即やめて
結局海外製品コーナーへ。
まいどのAKG / SENNHEISER / BOSEあたりになってしまう。

ざっと聞いてみると、なんだかAKGが良い感じで音が伸びつつ、刺激が少ない。
SENNHEIR PX100もいいんだけど、こいつは横に出っ張りがあるので寝るときはきつい・・・

で、AKGに絞って聞いてみた。K414P/K420/K430/K450。
K430/K450の3つは、ちょっと音がつまり気味。
K414Pはつまり気味が薄めだけど低域も薄い。
K420はものすごく音が伸びやか(開放的)で、かつ低音が気持ち良く出ている。

ちゃんと見てみたらやっぱりK420は開放型だった。そりゃ伸びるわ。
店頭の視聴だとちょっと判断しきれないのだけど、まぁ直感でK420にしました。

K420

AKG (Harman International)
¥8,990-


ヨドでポイント還元後9000円ぐらい。サウンドハウスだと送料入れて6000円強。
差は、日本法人による2年間のサポートが付いているかどうかであって
3000円ぐらいならハーマンの人達に払うのもいいじゃないかと思う。2年保証だしね。


で持ち帰って聞いてみた感想。

【装着感】
この手のは本当に久々で、良いのか悪いのか比較が出来ない。
が、なんか20年ぐらい前にあったなぁという装着感がする。
長時間つけておくことに問題は特になさそう。

余計な出っ張りが全くない上にユニットが薄いので、寝転がるにはベスト。


【音質】
とりあえずFireface400で聞いてみた

周波数帯域。
低音が凄い出る。望んでいたよりも出過ぎてる・・・
明らかにK240Sより出ている・・・・やはり店頭だけではわからないもんで。
この辺エージングで減ってくれればいいなぁと思うが、、、、どうだろう。
但し中音域の伸びやかさは視聴通り素晴らしく、
高音はK240Sと似た「柔らかいけど伸びる」系。
AKGはこの高域が持ち味なのかなぁ、まだわからない。

聞きやすさ。
手持ちの中でも最高レベルに近い。

分解能と全体の整合性。
分解能は決して高くなく、K240Sより低い。
しかし音が凄く上手く混ざってくれつつ、低音が上手く響くので
ノリがとても良い。

音場。
K240Sより広め・・というか平均点かな?十分です。

総合。
すっごい聞きやすい。音も良く伸びる。ノリがイイ。
上記はHD595に近い書き方だけど、
あっちは音場がサラウンド的に広がるのに対して
こちらは芯がある感じの音になる・・・・メタル系にはこっちがよろしい。
なお低音がもう少し薄い方がいいのだけど、決して下品な音ではなく、またこれは完全に好み。



【特記事項】
何となく予想していたのだけど、そこそこプアな環境でも十分聴けます
ノートパソコンのヘッドホンアウト(最近の機種はそれなりにまとも)で良い音が鳴らせるのだ。
もちろんFireFace400などの効果がないわけではないのだが
AKG K240SやUltrasone e9、またHD595のように
「ちゃんとしたアンプじゃないとまともに鳴らない」なんてことがない。
これは素晴らしい。Everun NoteにGo Vibe Magnumを組み合わせてたのだけど、
寝るときに使う手軽さを考えたら、Magnumいらないかも。



以下おまけ・・・・・
AKGは、カナルがキンキンタイプ(オーテク的)で、かなり駄目なメーカーと思って
更にK240SとHD595の比較で(価格が違うとはいえ)やっぱりAKGは劣るな、とか思ったのだけど
今回結局AKGを選んでしまっている。
ついでに言えば、手持ちのヘッドホンタイプで一番使うのはK240Sだ。
(イヤホンも入れれば圧倒的にER-4Sが一番だけど)

意識してないのに気がつけばAKGが凄い浸食してる。
白米みたいなもんなのか。いっそK701も買うべきなのか。

e9で終わったと思ったのに、まだスパイラルは続く。
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